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バッテリ比重のばらつき

吸込比重計を用いて12Vバッテリの比重を測定したときの、次の文章の(   )に当てはまるものとして、適切なものは次のうちどれか。

電解液面が6セルとも同じ高さで、各々の測定値の最大比重差(バラツキ)が、(   )ある場合は要注意である。

0.03以上
0.04以上
0.05以上
0.06以上







解説

選択肢(2)が適切です。

この問題は、実用的であるため非常に良い問題と言えます。


○充電終期のガスの発生が、全セルとも、ほぼ、同様に発生していれば良好であるが、特定のセルのみが、ガスの発生が非常に少ない場合には、内部ショートの疑いがあり、この状態では、そのセルの比重は、他のセルより0.04以上低い。


○充電終期の電解液の比重が、1.270(20℃)以上であれば良好であるが、1.240(20℃)以下の場合は、サルフェーション又はショートの疑いがある。


 

また、各セルの比重差が0.04以上ある場合は、ショートや液面調整の誤りなどが考えられるが、特定セルの比重が0.04以上低い場合には、液漏れやショートが考えられる。


比重測定というものは、6セル全部を調べなければならないということです。

よく新人サービスがセルの数個を計っただけで「問題なし」と判断し、その後、「やはりバッテリーが調子悪いよ」とお車がお客様からまた戻ってくることがあります。


上に説明があるように特定のセルの不良を見抜けなかったことが原因です。


お客様の問題を適切に解決しなかったため、店の全員の信頼を失ってしまいました。


二度手間を掛けないように、一つ一つキチンと作業しなければなりませんね。












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