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交差コイル式スピード・メータ

図に示す交差コイル式スピード・メータに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
交差コイル式スピード・メータ

コイルL1とコイルL2は直列に結線されており、コイルL1を通った電流がコイルL2に流れる。

それぞれのコイルには、車速に応じて大きさと向きが変わる電流が流れる。

指針は二つのコイルが作る合成磁界の方向を示す。

車速軸で見た場合、二つのコイルには位相の90°ずれたsin 波形に似た電流が流れる。







解説

選択肢(1)が不適切です。

交差コイル式メータは、マグネット式回転子の外側に、二つのコイルを90度ずらして巻いてあります。


(1)「コイルL1とコイルL2は直列に結線されており、コイルL1を通った電流がコイルL2に流れる。」は、

下の図に示すような可動鉄片型コイル式レシーバ・ユニットの説明です。

可動鉄片型コイル式レシーバ・ユニット

(2)~(4)は題意の通りです。

指針を保持しなければなりませんので、二つのコイルに90°位相がずれる正弦波的な電流を流します。

これは、時間的な正弦波ではなく速度に応じた電流の関係です。

すなわち、横軸が車速、縦軸が電流な特別な特性です。

電装的には周波数(速度)-電流変換器の出力を交差コイルに流します。

するとスピードに応じて指針を保持します。

交差コイルは、安価、シンプルな構造のため現在でも多くの車に使われています。


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