自動車整備士.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。Advertisement
インジェクション・ノズル(injection nozzle )
図に示すインジェクション・ノズルとノズル・ホルダのアッセンブリに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
このインジェクション・ノズルはホール型ノズルであり、(イ)エンジンに用いられる。
ノズルのシート部の油密点検時には、ノズル・テスタを図の(ロ)部に接続して、規定の燃料噴射開始圧力よりも(ハ)程度低い圧力をかけて噴孔部からの燃料漏れの有無を見る。
燃料噴射開始圧力を点検する場合には、ノズル・テスタのレバーは1ストローク当り(ニ)の速さで操作する。
インジェクション・ノズルとノズル・ホルダのアッセンブリをシリンダ・ヘッドに取り付ける場合、締め付けトルクが大き過ぎるとノズルの作動性が悪くなる。
解説
選択肢(4)が正解です。
解答は以下の通りになります。
このインジェクション・ノズルはホール型ノズルであり、(イ:直接噴射式)エンジンに用いられる。
ノズルのシート部の油密点検時には、ノズル・テスタを図の(ロ:B)部に接続して、規定の燃料噴射開始圧力よりも(ハ:2MPa)程度低い圧力をかけて噴孔部からの燃料漏れの有無を見る。
燃料噴射開始圧力を点検する場合には、ノズル・テスタのレバーは1ストローク当り(ニ:1~2秒)の速さで操作する。
インジェクション・ノズルとノズル・ホルダのアッセンブリをシリンダ・ヘッドに取り付ける場合、締め付けトルクが大き過ぎるとノズルの作動性が悪くなる。
点検のまとめ
噴射開始圧力の点検 | ノズル・テスタのレバーを1ストロークにつき1~2秒の速さで押し下げていくと、圧力計の指針は徐々に上昇します。 噴射開始圧力に達すると、瞬間的に指針が下降し、この下降直前のノズル・テスタの値が噴射開始圧力となります。 |
シート部の油密検査 | ノズル・テスタのレバーを静かに押し下げ、規定の噴射開始圧力より2[MPa]低い圧力を保たせます。 このとき、ノズル噴射部より燃料の漏れがないかを点検します。漏れがなければ、シート部の密着は良好と判断します。 |
ノズルの取り付け | ノズル・アッセンブリをシリンダ・ヘッドに取り付ける場合は、規定トルクで締め付けます。 締め付けトルクが弱過ぎると燃焼室の機密不良となります。逆に締め付け過ぎると、ノズルの作動不良の原因となります。 |
Today Yesterday
Total