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車輪速センサ信号の断線,短絡
ABSの故障診断で、車輪速センサ信号の断線、短絡を検知していたため、テスタで図に示す断線点検を行い下表に示す結果を得た。推定原因として適切なものは次のうちどれか。
解説
ワイヤハーネスの断線と短絡検出のためにECU系は、微小電流を常に流しています。
直流電流であったり、場合によっては誘導現象が生じる交流電流を流すものもあります。
さて難しいことはさておき、前提条件をしっかり理解しましょう。
イメージとしては車は駐車してイグニション・スイッチがONの状態と考えてよろしいでしょう。
テスタ一本での勝負です。
直観的には、ABS-ECUのマイナス端子と言ったらいいのかアース端子と言ったらいいのかわかりませんが、ここまでまとものに5V近くの電圧があれば、ABS-ECUがこわれています。
したがって適切なものは(4)となります。
(1)V1~V2間の断線
これはいかがでしょうか。
V1~V2間の断線していれば、V1は電圧があるが、V2からうしろの電圧はなしです。
したがってこれは不適切です。
(2)車輪速センサの断線
車輪速センサの断線が断線するとV1及びV2は電圧があるがV3とV4は電圧がありません。
したがってこれも不適切です。
(3)V3~V4間の断線
V3~V4間の断線であれば、V3はありでV4はなしとなります。
したがってこれも不適切です。
一級自動車整備士2004年03月【No38】
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