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アクチュエータ駆動回路の異常検出
図に示す回路の異常検知に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
図
解説
選択肢(3)が適切です。
(1)正常の駆動停止時には,マイコンは診断信号電圧が閾値をダウン・エッジしていないと認識して正常と判断する。
異常検知範囲図により、駆動停止時は閾値より下は異常検知不可範囲ですから、
ダウン・エッジしても意味がありません。だから×。
(2)正常の駆動時には,マイコンは診断信号電圧が閾値をアップ・エッジしていないと認識して正常と判断する。
異常検知範囲図より、駆動時は閾値より上は、異常検知不可範囲ですから、
アップ・エッジしても意味がありません。だから×。
(3)駆動停止時にアクチュエータのコイルに断線があると,マイユンは閾値をアップ・エッジする診断信号電圧を検出して異常を検知する。
異常検知範囲図より、駆動停止時は閾値より上は、異常検知可能範囲ですから、
アップ・エッジを行うことにより、異常を検知できます。だから○。
内部抵抗とアクチュエータ接続点、さらにアクチュエータからアースのラインに、
断線があると、ECU内5V安定化電源→抵抗R→アクチュエータ・コイル→
駆動アース・ラインに微電流を流す診断回路が遮断され、駆動信号線から
分岐した診断回路(5Vが掛かる)により、マイコンは、閾値をアップ・エッジする
診断信号電圧を検出して異常検知を行います。
とにかく、与えられた図をよく見ることです。
停止時出力はプラス駆動型だから、0Vだからダウン・エッジできない。
それなのに停止時、アップ・エッジ可能とあれば図で題意が読み取れる。
(4)駆動時にアクチュエ¬タのコイルに断線があると,マイコンは閾値をアップ・エッジする診断信号電圧を検出して異常を検知する。
異常検知範囲図より、駆動時は閾値より上は、異常検知不可範囲ですので、
アップ・エッジしても意味がありません。だから×です。
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