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トランジスタ・スイッチ回路2
図に示すトランジスタの電流増幅回路において、電流増幅率が100のとき、ランプを定格点灯させるために必要なベース電流の最小値として、 適切なものは次のうちどれか。 ただし、バッテリ及び配線等の抵抗はないものとする。
解説
選択肢(1)が適切です。
電流増幅率βの確認からしましょう。
コレクタ電流Ic | |
電流増幅率β = |
|
ベース電流Ib |
電流増幅率β =100 と題意から与えられていますが、求めたいものはベース電流 Ib ですから、 ランプの電力Pからコレクタ電流 Ic を求めなければなりません。
若干細かい条件が付いていますが、聞き流しましょう。
ランプ点灯ということはトランジスタがON状態です。
この状態では
Vbe = 0.7V、 Vr=11.3V
になりますが、
ランプには12Vの電圧が掛かります。
ランプの電力Pは、
2.4W=12V×コレクタ電流 Ic
ですから、
コレクタ電流Ic = 2.4/12
= 0.2
= 200mA
となります。
ここで安心すると選択肢(4)の200mAが待ち構えています。
したがって、求めたいベース電流 Ib は、
ベース電流Ib = コレクタ電流Ic/電流増幅率β
= 200mA/100
= 2mA
となります。
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