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ABS(Anti-lock Brake System)

アンチロック・ブレーキ・システムの車輪速センサの記述として、不適切なものは次のうちどれか。

車輪速度検出用ロータは、各ホイール・ハブなどに取り付けられており、ホイール・ハブと同速度で回転している。

スピード・センサは、サスペンションなどに固定されており、永久磁石、コイル及び電極などで構成されている。

スピード・センサの電極は、磁化されるため磁力線が発生し、ロータが回転すると磁束密度が変化しコイルに電圧が発生する。

スピード・センサのコイルに発生する電圧は、一定であり、周波数はロータの回転速度に比例するため、車輪速度を検出することができる。







解説

選択肢(4)が不適切です。

スピード・センサのコイルに発生する電圧は、一定であり,周波数はロータの回転速度に比例するため、車輪速度を検出することができる。

が不適切です。

車輪速度検出用ロータは各ホイール・ハブなどに取り付けられており、ホイール・ハブと同速度で回転しています。

スピード・センサはサスペンションなどに固定されていて、永久磁石、コイル及び電極で構成されています。

電極は磁化されているため磁力線が発生し、ロータが回転すると、ロータの歯と溝が磁束密度を変化させるため、コイルに電圧が発生します。

この発生電圧は正弦曲線となり、周波数はロータの回転速度に比例するため、車輪速度を検出することができます。

図 車輪速センサに発生する交流電圧

 図 車輪速センサに発生する交流電圧

コイルに発生した正弦波電圧の振幅(波形の山の高さ)は、低速回転時は低く、高速回転時では高くなります

「スピード・センサのコイルに発生する電圧は、一定であり」という部分が間違いです。

アナログ的部分もあるんですよという話題を問題にしています。

このアナログ信号をデジタル化してしまえば、電圧は一定になります。

ABS油圧回路


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