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安く自動車整備士資格を得る方法

キーワード

教育訓練給付金 人材開発支援助成金  専門実践教育訓練制度 キャリアアップ助成金 短期訓練受講費 ハローワーク

実務経験と認められた整備工場で経験をつむ

先ずは働こうとする整備工場が実務経験として自動車整備振興会が認めているか、必ず確認しましょう。

働こうとする職場には、ガソリンスタンドの整備工場、中古車販売店の整備工場、電装専門の整備工場など様々な整備工場があります。

また、勤務形態も一時雇用、アルバイト、契約社員、正社員などあります。

自動車整備振興会で勤務形態もどのような条件であれば認められるか納得できるまで確認してください。

自動車整備士試験を受験する際に『自動車整備実務経験証明書』(一例)が必要になるからです。

実務経験申請記載の注意書が国土交通省より掲示されています。

1年以上の実務経験を経て、晴れてめでたく三級の受験資格が得られます。

大学、高等学校又は中学校の卒業者(自動車、機械等に関する課程を修めていないもの)の場合です。

一方では、大学又は高等学校の機械科卒業者は6ヵ月以上の実務経験を経て、三級の受験資格が得られます。

この場合、実務経験短縮の受験資格を証する証明書が必要となります。

ここで自動車整備振興会が実施する登録試験、国土交通省が実施する検定試験の3級が受けられることになりました。

試験には、学科試験と実技試験があります。

学科試験は3月と10月に登録試験があります。

例えば検定試験については、三級自動車ガソリン・エンジン整備士の検定試験の実施は近年、行われていません。

検定試験は、学科試験と実技試験の両方が実施されますが、最近は二級シャシ自動車整備士、電装整備士のみです。

実施されたとしても技能検定の試験地は、三級自動車ガソリン・エンジン整備士は関東、中部及び近畿運輸局が指定する都府県のみで、学科試験及び実技試験の実施地は受験者数により変更することがあります。

登録試験においても、三級自動車ガソリン・エンジン整備士は第一回目のみであり実質、年一回の登録試験・実技試験になっています。

実施回数が少ない・あまり行われない検定試験の最大のメリットは学科と実技試験の両方さらに自動車整備士合格証書もすべて含めて申請手数料(印紙代)7,200円だということです。

登録試験は、 受験手数料  

学科  5,200円、

実技 13,500円、

さらに

登録試験合格者は、国土交通省が発行する自動車整備士合格証書を得るために

全部免除申請代2,650円

が必要となります。

全部免除申請とは、登録試験合格者が国土交通省に対して検定試験筆記及び実技試験の免除の申請を行うことを言います。

結論から申し上げますと、検定試験は登録試験に比べるとお金がかからないですが、実施計画が不確実です。

そこで、受験料は検定試験に比べてトータル的に割高ですが、年二回実施されれる登録試験を受けることになります。

自動車整備技術講習《二種養成施設》に通学する

三級自動車ガソリン・エンジン整備士の登録試験・実技試験の免除のために自動車整備振興会が実施する自動車整備技術講習に通学する方法が一般的かもしれません。

あるいは、登録試験の実技試験の受験と平行活動する方もいらっしゃいます。

もちろん、講習所に通わず登録試験の実技試験を実力で突破する方もおります。

技術講習は、夜間に開講される場合や、土日に行わるなど各都道府県の自動車整備振興会によって実施方法が異なります。

費用の一例を示します。

受講料・・・1)振興会会員事業場対象者

三級講習 ¥70,000 程度(基礎講習込み、テキスト、税込)

      2)振興会『会員外』対象者

三級講習 ¥140,000 程度(基礎講習込み、テキスト、税込)

三級講習の前段階の基礎講習は、年齢条件があり満15歳以上でなければなりません。

自分が勤めている整備工場が自動車整備振興会の会員であれば、三級講習(基礎講習込み 6ヶ月)で約7万円+教科書代1万円+怪我のための保険料600円くらいで済みます。

一番最初に申し上げた実務経験の確認のさいに、今後自分が通学するかもしれない講習所の予定表も確認しておくことが重要です。

平行活動は、個人の実力に応じてご判断いただければと思います。

自動車整備振興会の技術講習所では、再試験とかありますので何とか合格させてもらえるかもしれません。

講習所を終了すれば、三級自動車ガソリン・エンジン整備士の実技免除が得られます。

この時、すでに三級自動車ガソリン・エンジン整備士の登録試験又は検定試験の学科試験に合格していれば、両面申請(全部免除申請)で自動車整備士合格証書をいただけます。

あるいは、このあと三級自動車ガソリン・エンジン整備士の登録試験又は検定試験の学科試験に合格し、両面申請(全部免除申請)で自動車整備士合格証書をいただけます。

自動車整備士合格証書が届けば、はれて国家資格三級自動車ガソリン・エンジン整備士となりました。

講習のコースによっては、一般教育訓練給付金(受講者に返金)、人材開発支援助成金(事業者が支払う)の対象の場合がありますのでしっかりとチェックしましょう。

人材開発支援助成金

この制度は雇用する労働者に対して、職業訓練を計画に沿って実施した場合や人材育成制度を導入し、労働者に適用した際に助成される制度です。

詳しいことは下記にお問い合わせください。講習申し込み前に申請が必要になります。

※事業場の管轄する厚生労働省・都道府県労働局

自動車整備振興会の講習を受けるときガイダンスで、教育訓練給付金や人材開発支援助成金の説明があると思いますが、お世話になる前に確認することをお勧めします。

国の制度を活用し頂けるものはいただきましょう。


二級自動車整備士を目指す

三級自動車整備士を取得した後は、二級自動車整備士を目指します。

実務経験が三年以上必要となります。

受験については上に述べた三級と同様です。

実務経験短縮は、大学または高等専門学校の機械に関する学科を修めた方で、三級に合格した日から自動車の整備作業に関しての実務経験が講習修了日までに1年6ヶ月以上の方が適用されます。

高等学校の機械及び自動車に関する学科を修めた方および、一種養成施設修了者(職業訓練校等の自動車整備科)で、三級に合格した日から自動車の整備作業に関しての実務経験が講習修了日までに2年以上の方も実務経験短縮が適用されます。

ここまで述べた方法が、時間がかかりますが働きながら資格を得る最もお金が安く上がるやり方です。

自動車整備士の受験資格は、学歴不問ですので中卒、高卒、大卒など一切関係ありません。

都道府県の高等技術専門校等通う

次に安く上げる方法としては、都道府県の高等技術専門校(職業訓練学校)等通うことです。

ここでは、条件が付いてきます。

入学試験がある、

昼間に通学できること、

高卒であること、

概ね35歳以下であることが一般的です。

自動車整備系の都道府県の職業訓練学校の最大の特徴は、授業料が格安であることです。

一例ですが、なんと年間で授業料118,800円です。

約12万円です。120万円ではありません。

名称は様々なので、ホームページで確認してください。

下記は参考例

高等技術専門校:受け付けはハローワーク(公共職業安定所)

職業能力開発センター:学校窓口またはハローワーク(公共職業安定所)

総合職業技術校:受け付けはハローワーク(公共職業安定所)

産業技術専門校:高校新卒は学校へ、離職者はハローワーク

等々

県外者が入学が可能であったり、格安の寮が用意されてあったり様々な特徴があります。

入学経費が掛かりますが、授業料無料で三級自動車整備士が取得できる技術専門校を紹介します。

大分県立大分高等技術専門校

1年で三級自動車整備士が取得できます。

寮もあり三食付きで3万円/月 くらいのようです。

実は大分県立大分高等技術専門校さんはまれなケースかもしれません。
昔東京あたりにも1年で三級自動車整備士の訓練校がありました。しかし、せっかくだからもう一年たして2年で二級自動車整備士の方が欲しい人材ですよと自動車販売店から言われて1年3級から2年2級に訓練校が変わったと、訓練校の先生だった人から聞いたことがあります。
整備士の求人難が何年かごとに発生するため、自動車販売店はそれに備えて人材を確保のため整備学校と信頼関係を築こうとします。
学校も学校で就職率がアピール・ポイントになりますから、求人が少ない時も生徒を自動車販売店に採用してもらっています。
自動車販売店の意向も踏まえた上で1年3級から2年2級への学校へと変革していくことになりました。


でも、授業料無料で1年3級をとれるって凄いことかもしれませんね。

業界用語で一養、二養といいます。

一種養成施設 《主として自動車の整備作業に関しての実務経験がない人を対象》

二種養成施設 《主として自動車の整備作業に関しての実務経験がある人を対象》

上で述べたように二養の自動車整備振興会の三級ガソリンの技術講習費は会員外で17万円以上かかります。

そんなことを考えると、職業訓練校は一養、すなわち実務経験が必要もなく時間短縮が可能でかつ授業料が整備振興会の講習よりも安いとも言えます。

生活費を貯めておけば、授業料が無料または低価格の職業訓練校で資格を取得する方法が総合的な対費用効果が優れていると思います。

さて、中卒の方で夜間の定時制高校で三級自動車整備士を取得するなら東京都立墨田工業高等学校定時制課程があります。

4年間で必要なお金は40万円くらいですから、年10万円くらいで、高卒と三級自動車整備士が得られます。

手っ取り早く二級自動車整備士、ガソリン、ジーゼルをとるなら、都道府県の学校を利用したほうが最もお得といえます。

新居浜産業技術専門校には寮(1ヵ月2,570円)があります。

岩手県立二戸高等技術専門校にも寮があるようです。

自動車整備振興会の技術講習所が遠過ぎるなど通学困難者は、寮あり技術専門校も選択肢の一つでありネットでググってみてください。

お金が心配な方は、公的融資制度もあるようですから各学校に相談してみるとよいでしょう。

京都府立福知山高等技術専門校も寮があるようです。

三年間で二級自動車整備士と自動車車体整備士・2級二輪自動車整備士を取得する北部高等技術専門校美作校もあります。

ガソリンエンジンが電気モーターに変わろうとも、車体は決してなくならないので、自動車車体整備士は将来も安泰だと想像します。

北部高等技術専門校美作校は、男子寮、女子寮、無料駐車場が完備されているようです。

山形県立山形職業能力開発専門校も学生寮があるようです。

和歌山県立和歌山産業技術専門学院は、2月選考、追加選考においては年齢制限がないようですが、一回目の募集は40歳以下のようです。

国の制度を活用し、給付金、還付金、補助金などを研究し、頂けるものはきっちりと遠慮なくもらいましょう。

最終手段は、専門学校、自動車短大に通う

最終手段としては、自動車整備専門学校、自動車短大に通うことです。

社会人は、専門実践教育訓練給付金制度が認められた専門学校・自動車短大にしてください。

専門実践教育訓練給付金について

専門実践教育訓練給付制度とは、一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者) または一般被保険者だった離職者が、厚生労働大臣の指定を受けた専門的・実践的な教育訓練を自己負担で受講する際に、 教育訓練に支払った経費の40%(年間上限32万円)にあたる給付を最大2年間受けることができます。

さらに受講修了日から1年以内に資格取得などをし、雇用保険の一般被保険者として雇用された場合には、さらに20%の追加支給(年間上限16万円、合計で教育訓練経費の60%相当額、2年制の場合は上限96万円)を受けることもできます。

専門実践教育訓練給付金制度について

専門実践教育訓練給付制度とは、一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者) または一般被保険者だった離職者が、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練講座を自己負担で受講したときに、教育訓練にかかった経費(入学料や受講料など)の一部について、ハローワークから給付金の支給を受けられるという制度です。

給付金の概要

受講者が支払った教育訓練経費のうち、40%を支給(年間上限32万円)。

さらに、受講修了日から一年以内に資格取得等し、雇用保険被保険者として雇用された又は雇用されている等の場合には20%を追加支給(年間上限16万円) (合計60%、年間上限48万円)。

給付期間は原則2年

※上記は制度上の概要です。

受講者が負担した経費のうち、教育訓練経費に含まれないものもあります。

専門実践教育訓練給付金の対象者

次の1または2のいずれかに該当する方

  1. 初回受給の場合、講座の受講開始日までに通算して2年以上の雇用保険の被保険者期間を有している方。
  2. 以前に教育訓練給付金を受給し、前回の受講開始日から次の専門実践教育訓練の受講開始前までの間に10年以上雇用保険被保険者期間を有している方(この場合、当該専門実践教育訓練の受講開始日前までに、前回の教育訓練給付金の受給から10年以上経過していない場合は、対象となりません)。

専門実践教育訓練給付金制度の詳しい内容は、ハローワークで相談してみてください。

昔では考えられないような手厚い給付金で自動車整備士資格を得ることができます。

二級自動車整備士を取得する方法を安くあげる順番に説明しました。

個人の好みや都合があると思いますので、少しで参考になれば幸いです。

自動車整備士になるには

3級自動車整備士について

三級から一級自動車整備士資格取得計画

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