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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級自動車整備士・試験問題
トラックの最大積載時の前軸荷重
次の諸元を有するトラックの最大積載時の前軸荷重について、適切なものは次のうちどれか。ただし、乗員1人当たりの荷重は550Nで、その荷重は前軸上に作用し、また、積載物の荷重は荷台に等分布にかかるものとする。
解説
選択肢(2)が適切です。
積載荷重が前軸に及ぼす影響を求めましょう。
積載荷重のセンターが後軸から何mmなのかを求めるのがちょいと面倒です。
荷台の長さが6,900ｍｍですからは真ん中は6,900/2＝3,450ｍｍです。
リヤ・オーバハングが2,650ｍｍです。
\[ \begin{array}{clr} & 荷台の長さ& 6,900& \\ & 真ん中& -3,450& \\ +)& リヤ・オーバハング& -2,650& \\ \hline & 積載荷重重心位置& 800& mm \end{array} \]
後軸から前軸方向へ800mmの位置に積載荷重が掛かります。
ここまでくれば、てこの原理を使えばいいです。
積載荷重の前軸配分荷重を求めます。
これを $x$としましょう。
\[ \require{cancel} \begin{align*} 5,600 \times x &= 800 \times 70,000 \\ \\ x &= \frac{70,000 \times 800 }{5,600 } \\ \\ &= \frac{70,000}{7} \\ \\ &= 10,000 N \end{align*} \]
となります。
前軸に掛かるトータルの荷重合計を求めます。
\[ \begin{array}{clr} & 空車時前軸荷重& 35,900& \\ & ３人の荷重& 1,650& \\ +)& 積載前軸配分& 10,000& \\ \hline & 合計の荷重& 47,550& N \end{array} \]
電卓も特に必要ありません。
荷重は桁数が多いので上手に計算しないとオーバーフローをおこします。
注意しましょう。