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2級自動車整備士・試験問題
プラネタリ・ギヤ(減速・増速)
図に示すプラネタリ・ギヤに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
プラネタリ・ギヤ問題は計算問題対策としてきちんと理解しておかなければならないし、トランスミッション問題でも基礎をしっかり理解しておかないと対処できません。
選択肢(3)が不適切です。
(3)入力をA、出力をDとしてBを固定した場合、Dの回転は増速される。
入力がインターナル・ギヤA、出力がプラネタリ・キャリヤDとしてサン・ギヤBを固定した場合、プラネタリ・キャリヤDの回転は減速される。
プラネタリ・キャリヤの歯数は、インターナル・ギヤの歯数とサン・ギヤの歯数を足したものです。
プラネタリ・キャリヤの歯数が、三つのギヤの中で一番大きいということです。
歯数が少ないインターナル・ギヤが、歯数が多いプラネタリ・キャリヤを回しますから、減速です。
インターナル・ギヤが1回転したところで、プラネタリ・キャリヤは1回転に到達しないからです。
大きい歯数のギヤが回したとか、回されたとかで減速、増速が判断が付きます。
(1)Aはインターナル・ギヤで、Bはサン・ギヤである。
この選択肢は適切です。
(2)Cはプラネタリ・ピニオンで、Dはプラネタリ・キャリヤである。
この選択肢も適切です。
(4)入力をB、出力をAとしてDを固定した場合、Aの回転はBの回転に対して逆方向となる。
この選択肢も適切です。
プラネタリ・キャリヤDを固定した場合、サン・ギヤのの回転方向は、インターナル・ギヤの回転方向と逆になります。
後退モードですね。