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ステアリング・ギヤ機構
ステアリング・ギヤ機構に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(2)
可変ギヤ比型のステアリング・ギヤでは、ハンドルの直進位置でのギヤ比が最も大きい。
が不適切です。
正しくは、以下の通りです。
可変ギヤ比型のステアリング・ギヤでは、ハンドルの直進位置でのギヤ比が最も小さい。
ステアリング・ギヤ機構は、操舵力の方向を変えると共に、トルクを増大してステアリング・リンク機構に伝えるものである。
次の表のようにステアリング・ギヤ比(減速比)は、ラック・ピニオン型とボール・ナット型では異なる。
ラック・ピニオン型 |
|
減速比 |
ハンドルの動き量(角度) フロント・ホイールの動き量(角度) |
特徴 |
・ピニオンの回転運動をラックの直線運動に変換 ・リンク機構はボール・ジョイントの数が少ないので、摩擦が少なく小型軽量にできるが、反面、路面からの衝撃がハンドルに伝わりやすい。 |
ボール・ナット型 |
|
減速比 |
ハンドルの動き量(角度) ピットマン・アームの動き量(角度) |
特徴 |
・ボール・ナットとセクタ・ギヤがかみ合って、ピットマンアームを回す ・ラック・ピニオン型に比べて、リンク機構が多いため、路面からの衝撃がハンドルに伝わりにくい。 アジャスト・スクリュは、ボール・ナットとセクタ・ギヤとのバックラッシュを調整する ・直進時(ギヤ比小)と旋回時(ギヤ比大)のギヤ比が異なる可変ギヤ比型もある |
【可変ギヤ比型】
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