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プレロード
図に示すステアリング・ギヤ機構に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
ウォーム・シャフトのプレロードの調整は、フロント・カバーのシムの厚さを変えて行うが、プレロードが小さ過ぎるときは、このシムを(イ)する。
ボール・ナットとセクタとのバックラッシュの調整は、ステアリング・ホイールを 直進状態にして(ロ)をその軸方向に動かして行う。
ウォーム・シャフトのねじ山が右ねじなので、ステアリング・ホールを(ハ)に回すと、ボール・ナットは図の左側に動く。
解説
選択肢(3)が適切です。
ウォーム・シャフトのプレロードの調整は、フロント・カバーのシムの厚さを変えて行うが、プレロードが小さ過ぎるときは、このシムを(イ:薄く)する。
ボール・ナットとセクタとのバックラッシュの調整は、ステアリング・ホイールを 直進状態にして(ロ:セクタ)をその軸方向に動かして行う。
ウォーム・シャフトのねじ山が右ねじなので、ステアリング・ホールを(ハ:左)に回すと、ボール・ナットは図の左側に動く。
プレロードとは、機械部品にあらかじめ負荷を与えておく予荷重のことです。
ギヤとのかみ合いすき間を減少させておけば、新たに負荷が加わったとき、ギヤの損傷を防ぐことができます。
ウォーム・シャフトのプレロード調整は、アジャスト・スクリュを用いる方法と、アジャスト・シムを用いる方法の二つがあります。
アジャスト・シムを用いる方法では、フロント・カバーのアジャスト・シムの厚さを変えて、プレロードを調整します。
シムを厚くすると、ウォーム・シャフトを挟み込む力が弱くなるため、プレロードが小さくなり、逆にシムを薄くすると、ウォーム・シャフトを挟み込む力が強くなるため、プレロードが大きくなります。
セクタ・ギヤの歯は、傾斜しているので、セクタ・シャフトアジャスト・スクリュにより軸方向に動かすことによって、ボール・ナットとセンタ・ギヤとのバックラッシュが調整できるようになっています。
【プレロード・アジャスト】
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