整備士ドットコム
Jidoshaseibishi.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。
Advertisement
バルブタイミング(4気筒)
2級ガソリン自動車整備士・試験問題
点火順序が1-2-4-3の4サイクル直列4シリンダ・エンジンの第4シリンダが圧縮上死点にあり、この位置からクランクシャフトを回転方向に540°回したときに圧縮上死点にあるシリンダとして、適切なものは次のうちどれか。
Advertisement
解説
選択肢(2)が適切です。
様々な解答方法があると思いますが、以下は一例です。
4サイクルの回転角度は360°× 2回転ですが、全体の動きが1回転で把握しやすくするため角度を1/2に圧縮した円グラフを準備します。
本当は720°で描かれますが、これを360°で書くところが全体行程を1枚で把握できるようにしたのが特徴です。
描き方のルール
①上は圧縮上死点
②下は排気上死点
③右は膨張下死点
④左は吸気下死点
⑤点火順序⇒半時計回り
⑥クランクシャフトの回転⇒時計回り
題意により、点火順序が1-2-4-3の4サイクル直列4シリンダ・エンジンの第4シリンダが圧縮上死点にある場合、円グラフに描くと下のようになります。
この位置からクランクシャフトを回転方向に540°(360°+180°)回したときに圧縮上死点にあるシリンダは、第2シリンダとなります。
この円グラフの場合、実際の360°は、半回転、実際の180°は 1/4回転で特別な形で表していることに注意してください。
この円グラフ上の各点を結ぶ場合、
4気筒⇒四角形
6気筒⇒六角形
8気筒⇒八角形
となり、何れの問題にも対応できる、便利な円グラフです。
【一般的なバルブタイミング・チャート】