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バルブタイミング(6気筒)

点火順序が1-5-3-6-2-4の4サイクル直列6シリンダ・エンジンの第1シリンダが圧縮上死点にあります。この位置からクランクシャフトを回転方向に120°回転させたとき、インレット・バルブが開いているシリンダとして、適切なものは次のうちどれか。

第1シリンダ
第4シリンダ
第5シリンダ
第6シリンダ





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解説

選択肢(4)が適切です。

この解説は、バルタイ(4気筒)で説明したものが6気筒になったと思えばよいでしょう。

円グラフのルールは何ら変更はありません。

圧縮上死点を円グラフの起点して6角形を描くことになります。

前回同様、様々な解答方法がありますが、クランク・ピン方式と周期表方式についての説明は割愛します。

4サイクル・ダイヤグラム

バルブタイミング(6気筒)

   図1


6シリンダ・エンジンの場合は、正六角形を下の図のように描きます。

   図2


第1シリンダが圧縮上死点で点火順序が1-5-3-6-2-4ですから、圧縮上死点を1とし、反時計方向に点火順序を記入します。

バルブタイミング(6気筒)

   図3


題意により、クランクシャフトを回転方向に120°回転させるとつぎのようになります。

バルブタイミング(6気筒)

   図4


インレット・バルブが開いているのは、吸入行程であるから、答えは(4)の第6シリンダとなります。

バルブ・クリアランスの点検問題

同じ問題を、簡易的解くとつぎのようになります。

インレット・バルブ閉じているときの記号を「キ」(吸気バルブのキ)、

エキゾースト・バルブ閉じているときの記号を「ハ」(排気バルブのハ)と表します。

点火順序1-5-3-6-2-4の数列にバルブの状態を上記記号を用いて表します。

圧上
1 - 5 - 3 - 6 - 2 - 4 - 1 - 5 - 3

クランクシャフトを回転方向に120°回転させるとつぎのようになります。

圧上
1 - 5 - 3 - 6 - 2 - 4 - 1 - 5 - 3 - 6

第6シリンダは排気バルブが閉じていますから吸気バルブは開いています。

従いまして第6シリンダが吸入行程となります。

吸気バルブ、排気バルブともに閉じるのは圧縮行程時のみの考え方からきています。

まとめ

バルブ・タイミング問題は、何種類かの解法がありますので、自分が用いやすい手法ひとつを確実に活用できるようになるとよいでしょう。

バルブ・タイミング全体の状態を表しているのは、周期表方式とおもわれます。

すなわち横軸が時間を表していますから、まさにタイミングを表現しています。

しかし、問題に慣れくるとこの周期表を描かなくても上記4サイクル・ダイヤグラム、あるいは、点火順序の数列を表すだけで、バルブの状態がわかるようになります。

応用  クランクシャフト-回転方向に60°回転問題など

まれに、クランクシャフトを回転方向に60°回転させる問題があります。その場合は、4サイクル・ダイヤグラムでは実際には30°時計方向に全体を回転させて問題を解くことになります。

4サイクル・ダイヤグラムは、4シリンダ・エンジンの場合は、四角形、8シリンダ・エンジンの場合は八角形を描くことになります。国試の場合はV8でもとくに問題はありません。


亀の甲図形

6シリンダ・エンジンの4サイクル・ダイヤグラム(図形)は、六角形になります。

この六角形は、亀の甲羅の模様に似ているので、

  

六角形 = 亀の甲

と呼び方を置き換えられたりします。

6シリンダ・エンジンの4サイクル・ダイヤグラム(図形)は、
亀の甲図形や亀の甲グラフなどと呼んだりします。

ちなみに、下の図は有機化学のベンゼン(C6H6)の亀の甲記号です。

これはケクレ構造ですが、やはり六角形であるため、亀の甲と呼んだりします。

しかし何ですね。

今の若い人たちにとっちゃ、”亀の甲”なんていうと

逆に混乱するような気がしますね。

しかし、ま~ 温故知新(故ふるきを温たずねて新あたらしきを知しる)

と割り切って、そんな風に厄介な勉強を楽しくしようと

昔の人は勉強方法を工夫していたんだなと思ってください。

常に創意工夫の意識を持っていなきゃいけませんね。

2G 登録試験 2015年10月 問題07

8気筒問題

用語と問題解説一覧

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