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バルブタイミング(8気筒)

2級ガソリン自動車整備士・試験問題

図に示す90°V型8気筒4サイクル・エンジンに関する次の文章の(  )に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち適切なものはどれか。

第2シリンダが圧縮上死点のとき、排気行程途中にあるのは(イ)である。また,クランク・ピンを共有するシリンダが連続して燃焼行程とならない組み合わせは(ロ)である。

(イ) (ロ)
第6シリンダ 第7シリンダと第8シリンダ
第6シリンダ 第1シリンダと第2シリンダ
第7シリンダ 第1シリンダと第2シリンダ
第7シリンダ 第7シリンダと第8シリンダ

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解説

選択肢(1)が適切です。

この解説は、バルタイ(4気筒)で説明したものが8気筒になったと思えばよいでしょう。

円グラフのルールは何ら変更はありません。

V8だなんて、えらい難しいのだろうと勝手に解釈して、

問題にのまれてはいけません。

エンジンの形がなんであれ、8個のシリンダに決まった順序で、点火しなければなりません。

圧縮上死点を円グラフの起点して8角形を描くことになります。

 前回同様、様々な解答方法がありますが、クランク・ピン方式と周期表方式についての説明は割愛します。

バルブタイミング(8気筒)

条件1

第2シリンダが圧縮上死点のとき,排気行程途中にあるのは(イ)である。

円グラフより、排気行程(途)中は第6シリンダです。

ここで、選択肢は(1)と(2)の二つに絞られます。

選択肢(1) (イ)第6シリンダ(ロ)第7シリンダと第8シリンダ

選択肢(2) (イ)第6シリンダ(ロ)第1シリンダと第2シリンダ

条件2

クランク・ピンを共有するシリンダが連続して燃焼行程とならない組み合わせは(ロ)である。

ここで、エンジンの構造が少し問題になりますが、中心に対し左右向き合った第1、第2シリンダがクランクピンを共有しています。

他も同様。

第1シリンダと第2シリンダは、連続して燃焼行程になります。

ここで選択肢(2)は脱落です。

第7シリンダは圧縮行程中、第8シリンダは燃焼下死点ですから、

上の二つの条件を満たすのは、(1)ということになります。


【V8エンジンの一例】

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