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2G 登録試験 2006年10月 問題39

「道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」に照らし、最高速度が100km/hの小型乗用自動車の空気入りゴムタイヤの滑り止めの溝の深さの基準として、適切なものは次のうちどれか。

1.2mm以上の深さを有すること。
1.4mm以上の深さを有すること。
1.6mm以上の深さを有すること。
1.8mm以上の深さを有すること。







解説


選択肢(3)が適切です。

2009年03月 登録試験 問題39と同じです。

ここからは余談です。

タイヤの寿命としてはスタッドレスタイヤも夏タイヤも同じで上記の問題のようにスリップサイン(残り溝1.6mm)の出る前です。

積雪及び凍結路を走行するスタッドレスタイヤは、残りの溝深さが、新品時の50%以上あることが条件です。新品で溝深さが8mmのスタッドレスタイヤを例に挙げれば4mmの溝です。

これを確認するために、溝底に新品溝の50%のゴムの盛り上がり(4mm)を設置しており、この部分をプラットホームと呼んでいます。

 スタッドレスタイヤには、下図のようにプラットホームの位置を示す↑印がタイヤの両側面に表示されています。

下図のようにプラットホームが露出しブロックがつながったら使用禁止です。


プラットホームは全部で4ヶ所あり1ヶ所でも露出していたら交換になります。

このような状態になればスタッドレスタイヤとしての限界ということです。

 溝が新品時の半分になってしまうと普通のタイヤとしては使えてもスタッドレスとしての効果がなくなってしまいます。

すなわち、法令上の溝の深さの限界は1.6mmですがスタッドレスタイヤは、4mmで実用上使用不可ということです。(このまま使用したとしても1.6mm以下になるまで違法行為ではありません。)

細かな溝と柔らかいゴムがスタッドレスタイヤの特徴ですね。

スタッドレスタイヤは3~4シーズン履くと溝があったとしても硬くなります。

必要であればタイヤ硬度計(硬度を0~100までの数値表記で表す)で計りましょう。

タイヤ硬度計

60位で硬いとう領域といえると思います。70では使用禁止です。この値は決まったものではなく各自の判断で交換しているようです。
ラジアルタイヤのスリップサイン、スタッドレスタイヤのプラットホームついてお客様に分かりやすく説明してあげられるようになりましょう。

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