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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2023年10月 問題19

電動式パワー・ステアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

ピニオン・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられ、ステアリング・ギヤのピニオンに対して補助動力を与えている。

ホールIC式のトルク・センサを用いたものは、トーション・バーにねじれが生じると検出リングの相対位置が変位し、検出コイルに掛かる起電力が変化する。

コラム・アシスト式では、モータがステアリング・コラムに取り付けられ、ステアリング・シャフトに対して補助動力を与えている。

スリーブ式のトルク・センサは、検出コイルとインプット・シャフトの突起部間の磁力線密度の変化により、操蛇力と操舵方向を検出している。


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解説

(1)ピニオン・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられ、ステアリング・ギヤのピニオンに対して補助動力を与えている。

選択肢(1)は、適切です。

EPSのタイプは、要素部品が、ステアリングシステムのなかのどの部分に配置されるかで分類されます。

コラムの近くに置かれるのが”コラムEPS”、ラック&ピニオン・ギアのラック部分に取り付けられるのが”ラックEPS”、ピニオン・ギアに設置されるのが”ピニオン・アシスト式EPS”です。。

まったくの余談ですが、ピニオン・アシスト式は、コスト面でコラム・アシスト式に、パワー面はラック・アシスト式に劣るため、部品メーカーは積極的に提案しておらず、一部の自動車メーカーはピニオン・アシスト式から他のタイプに変更し始めている感があります。

でも、ピニオン・アシスト式も多数出回っていますので、きちんと勉強しておくことは当然のことです。

(2)ホールIC式のトルク・センサを用いたものは、トーション・バーにねじれが生じると検出リングの相対位置が変位し、検出コイルに掛かる起電力が変化する。

選択肢(2)が不適切です。

正しくは、以下の通りです。

リング式のトルク・センサを用いたものは、トーション・バーにねじれが生じると検出リングの相対位置が変位し、検出コイルに掛かる起電力が変化する。

(3)コラム・アシスト式では、モータがステアリング・コラムに取り付けられ、ステアリング・シャフトに対して補助動力を与えている。

選択肢(3)は、適切です。

(4)スリーブ式のトルク・センサは、検出コイルとインプット・シャフトの突起部間の磁力線密度の変化により、操蛇力と操舵方向を検出している。

選択肢(4)も適切です。

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