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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2023年10月 問題33
次の諸元を有するトラックの最大積載時の前軸荷重について、適切なものは次のうちどれか。ただし、乗員1人当たりの荷重は550 Nで、その荷重は前車軸の中心に作用し、また、積載物の荷重は荷台に等分布にかかるものとする。
解説
積載荷重が前軸に及ぼす影響を求めましょう。
積載荷重のセンターが後軸から何$mm$なのかを求めるのがちょいと面倒です。
荷台の長さが$5,000mm$ですからは真ん中は$5,000/2＝2,500mm$です。
リヤ・オーバハングが$1,000mm$です。
\[ \begin{array}{clr} & 荷台の長さ& 5,000& \\ & 真ん中& -2,500& \\ +)& リヤ・オーバハング& -1,000& \\ \hline & 積載荷重重心位置& 1,500& mm \end{array} \]
後軸から前軸方向へ$1.5m$の位置に積載荷重が掛かります。
ここまでくれば、てこの原理を使えばいいです。
積載荷重の前軸配分荷重を求めます。
これを $x$としましょう。
ホイールベースは、$4.5m$です。
最大積載荷重は、$30,000N$です。
\[ \require{cancel} \begin{align*} 4.5 \times x &= 1.5 \times 30,000 \\ \\ x &= \frac{30,000 \times 1.5 }{4.5 } \\ \\ &= \frac{30,000}{3} \\ \\ &= 10,000 N \end{align*} \]
となります。
前軸に掛かるトータルの荷重合計を求めます。
\[ \begin{array}{clr} & 空車時前軸荷重& 31,500& \\ & ３人の荷重& 1,650& \\ +)& 積載前軸配分& 10,000& \\ \hline & 合計の荷重& 43,150& N \end{array} \]
電卓も特に必要ありません。
荷重は桁数が多いので上手に計算しないとオーバーフローをおこします。
注意しましょう。