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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2023年10月 問題31

合成樹脂と複合材に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

FRM (繊維強化金属)は、ピストンやコンロッドなどに使用されている。

熱硬化性樹脂は、加熱すると硬くなり、再び軟化しない樹脂である。

FRP(繊維強化樹脂)のうち、GFRP(ガラス繊維強化樹脂)は、不飽和ポリエステルをマット状のガラス繊維に含浸させて成形したものである。

熱可塑性樹脂の種類として、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタンなどがある。


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解説

(1)FRM (繊維強化金属)は、ピストンやコンロッドなどに使用されている。

選択肢(1)は、適切です。

FRM(Fiber Reinforced Metal:繊維強化金属)コンロッドを採用し自動車は、1980年代からありました。

ホンダなんかこの技術をけっこう早く取り入れたように思います。

(2)熱硬化性樹脂は、加熱すると硬くなり、再び軟化しない樹脂である。

選択肢(2)も適切です。

熱硬化性樹脂とは、熱を加えると固化する性質の樹脂のことをいいます。

熱硬化性樹脂は、一定温度までは溶けて液体状態になり、一定温度を超えると化学反応を起こし樹脂が急速に固まる特性を持っています。

(3)FRP(繊維強化樹脂)のうち、GFRP(ガラス繊維強化樹脂)は、不飽和ポリエステルをマット状のガラス繊維に含浸させて成形したものである。

選択肢(3)も適切です。

ガラス繊維を不飽和ポリエステル樹脂に混入したGFRPは、えらいむかしの1940年代にはすでに開発されていたようです。

GFRPは、軽量でありながら強度があり、衝撃吸収性にも優れており、自動車のバンパ、ドアパネル、ボンネット、内装パーツなどに用いられ、車両の軽量化や安全性の向上に貢献しています。

(4)熱可塑性樹脂の種類として、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタンなどがある。

選択肢(4)が不適切です。

正しくは、以下の通りです。

熱可塑性樹脂は、加熱すると軟らかくなり、冷えると硬くなる樹脂で、種類として、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ―ル、ABS樹脂、ポリアミドなどがある。

2G 登録試験 2023年10月 問題31

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