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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2023年10月 問題27

エアコンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

エア・ミックス方式では、ヒータ・コアに流れるエンジン冷却水の流量をウォータ・バルブによって変化させることで、吹き出し温度の調整を行う。

レシーバは、エバポレータ内における冷媒の気化状態に応じて噴射する冷媒の量を調節する。

エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた高温・高圧の液状冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の霧状の冷媒にする。

両斜板式のコンプレッサは、シャフトが回転すると、斜板によってピストンが円運動を行う。


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解説

7

(1)エア・ミックス方式では、ヒータ・コアに流れるエンジン冷却水の流量をウォータ・バルブによって変化させることで、吹き出し温度の調整を行う。

選択肢(1)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

エア・ミックス方式では、エア・ミックス・ダンパの操作により温風と冷風の量を制御して室内温度の調整を行っている。

現在の主流といえるエア・ミックス方式では、吸入された空気が全てエバポレータを通過し、エアミックス・ダンパによってヒータ・コアを通る空気と通らない空気に分けられる構造をしており、冷気と暖気を混合させることができるため、暖房しながら除湿する”除湿暖房”機能があります。

(2)レシーバは、エバポレータ内における冷媒の気化状態に応じて噴射する冷媒の量を調節する。

選択肢(2)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

レシーバは、コンデンサで液化した冷媒を冷房負荷に応じてエバポレータに供給できるように、一時的に蓄えるようにしたもので、液状冷媒とガス状冷媒を分離する役目を持つ。

(3)エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた高温・高圧の液状冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の霧状の冷媒にする。

選択肢(3)が適切です。

エキスパンション・バルブは、冷媒を一気に膨張させ高圧から低圧の霧状にしてエバポレータに送ります。

エアコンは、高圧から低圧に一気に膨張し熱エネルギが奪われ、エキスパンション・バルブを通過した冷媒は急激に気化し温度が下がる性質を利用した装置です。

(4)両斜板式のコンプレッサは、シャフトが回転すると、斜板によってピストンが円運動を行う。

選択肢(4)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

両斜板式のコンプレッサでは、シャフトが回転すると、斜板によってピストンが往復運動を行う。

エンジンからの動力でシャフト、斜板が回転するとピストンが往復運動します。1本のピストンの両側にシリンダ室が形成されており、ピストン前後で吸入・圧縮・吐出が行われます。

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