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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2020年10月 問題29
エアコンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(3)が適切です。
(3)サブクール式のコンデンサは、レシーバ部でガス状冷媒と液状冷媒を分離して、液状冷媒をサブクール部に送り、更に冷却することで冷房性能の向上を図っている。
サブクール式では、コンデンサの途中に設置したレシーバ部(&ドライヤ(分離/乾燥器))のガス状冷媒と液状冷媒を一時的に蓄え、そこから液状冷媒のみをコンデンサ(サブクール部)に戻してあらためて冷却することにより冷房効果を高めます。
黄色線が液状冷媒の流れを示しています。
(1) 両斜板式のコンプレッサでは、シャフトが回転すると、斜板によってピストンが円運動を行う。
この選択肢は不適切です。正しくは、以下の通りです。
両斜板式のコンプレッサでは、シャフトが回転すると、斜板によってピストンが往復運動を行う。
(2)レシーバは、エバポレータ内における冷媒の気化状態に応じて噴射する冷媒の量を調節する。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
エキスパンション・バルブは、エバポレータ内における冷媒の気化状態に応じて噴射する冷媒の量を調節する。
【図は従来型:sub-coolにもExpansion Valveは存在し従来型と同機能】
(4)エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた低温・低圧の液状冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、高温・高圧の霧状の冷媒にする。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた高温・高圧の液状冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の霧状の冷媒にする。