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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2022年03月 問題30
エアコンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
(1)レシーバは、エバポレータ内における冷煤の気化状態に応じて噴射する冷煤の量を調節する。
選択肢(1)は不適切です。
正しくは以下の通りです。
レシーバは、コンデンサで液化した冷媒を冷房負荷に応じてエバポレータに供給できるように、一時的に蓄えるようにしたもので、液状冷媒とガス状冷媒を分離する役目を持つ。
(2)エア・ミックス方式では、ヒータ・コアに流れるエンジン冷却水の流量をウォータ・バルブによって変化させることで、吹き出し温度の調整を行う。
選択肢(2)も不適切です。
正しくは以下の通りです。
エア・ミックスほうしきでは、エバポレータとヒータ・コアの間にエア・ミックス・ダンパを設け、このダンパの開き具合によりエバポレータで冷やされた空気はヒータ・コアを経由するものと、ヒータ・コアを経由しないも音に分けられ、これらの混合割合を変化させることで吹き出し温度の調整を行っている。
又は、
エア・ミックス方式では、ブロワの回転によって取り込まれた空気は、エバポレータを通るときに熱を奪われ、低温になってヒータ・コアの方に流れるようになっており、エバポレータとヒータ・コアの間にエア・ミックス・ダンパが設けられている。エア・ミックス・ダンパは、室内の温度調節レバーやダイヤルによって開度を調整することができる。
あるいは、
リヒート方式では、ヒータ・コアに流れるエンジン冷却水の流量をウォータ・バルブによって変化させることで、吹き出し温度の調整を行う。
(3)両斜板式のコンプレッサは、シャフトが回転すると、斜板によってピストンが円運動を行う。
選択肢(3)も不適切です。
正しくは以下の通りです。
両斜板式のコンプレッサは、シャフトが回転すると、斜板によってピストンが往復運動を行う。
(4)エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた高温・高圧の液状冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の霧状の冷媒にする。
選択肢(4)が適切です。
液化冷媒がエキスパンション・バルブ(膨張弁)を通り、液体から霧状の気体に変化してエバポレータ内へ噴射されます。
エキスパンション・バルブから噴射されて気化した冷媒が熱を奪いながら、エバポレータを冷却していきます。
ここで冷風が出る仕組みになっており、エバポレータを出た冷媒は、再びコンプレッサに戻ります。