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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2020年03月 問題29

エアコンに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

コンデンサは、コンプレッサから圧送された高温・高圧のガス状冷媒を冷却して液状冷媒にする。

エア・ミックス方式では、ヒータ・コアに流れるエンジン冷却水の流量をウォータ・バルブによって変化させることで、吹き出し温度の調整を行う。

エキスパンション・バルブは、エバポレータ内における冷媒の気化状態に応じて噴射する冷媒の量を調節する。

サブクール式のコンデンサでは、レシーバ部でガス状冷媒と液状冷媒に分離して、液状冷媒をサブクール部に送る。


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解説

選択肢(2)が不適切です。

(2)エア・ミックス方式では、ヒータ・コアに流れるエンジン冷却水の流量をウォータ・バルブによって変化させることで、吹き出し温度の調整を行う。

正しくは以下の通りです。

リヒート方式では、ヒータ・コアに流れるエンジン冷却水の流量をウォータ・バルブによって変化させることで、吹き出し温度の調整を行う。

エア・ミックス方式は、エア・ミックス・ダンパの開き具合によりエバポレータで冷やされた空気は、ヒータ・コア経由と非経由に分けられこれらの混合割合を変化させることで吹き出し温度の調整を行っています。

エア・ミックス・ダンパ・レバーの一例

【エア・ミックス・ダンパ・レバーの一例】

選択肢(1)は適切です。

(1)コンデンサは、コンプレッサから圧送された高温・高圧のガス状冷媒を冷却して液状冷媒にする。

冷媒はコンデンサでコンデンサーファンの風によって冷却され、さらに液化が進みレシーバへ送られます。

選択肢(3)も適切です。

エキスパンション・バルブは、エバポレータ内における冷媒の気化状態に応じて噴射する冷媒の量を調節する。

液冷媒はエキスパンションバルブ(膨張弁)の微小なノズル穴からエバポレーター内へ噴射され一気に気化します。

選択肢(4)も適切です。

(4)サブクール式のコンデンサでは、レシーバ部でガス状冷媒と液状冷媒に分離して、液状冷媒をサブクール部に送る。

サブクール式では、コンデンサの途中に設置したレシーバ部(&ドライヤ(分離/乾燥器))のガス状冷媒と液状冷媒を一時的に蓄え、そこから液状冷媒のみをコンデンサ(サブクール部)に戻してあらためて冷却することにより冷房効果を高めます。

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