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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2019年03月 問題32
合成樹脂と複合材に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(4)が不適切です。
(4)熱可塑性樹脂は種類として、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタンなどがある。
正しくは、以下の通りです。
熱硬化性樹脂は種類として、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタンなどがある。
フェノール樹脂、タイヤ・ブレーキ(ディスクパッド、ライニング、ピストン)、パワートレイン(トランスミッション、プーリー、ウォーターポンプ等)、モーター、吸排気、外装、燃料の各用途で用いられています。
不飽和ポリエステル樹脂は、プラグパイプ、イグニションコイルキャップなどの自動車電装部品、ブレーカーなどの電機部品、スイッチケース、コイルケースなどに用いられています。
発泡ポリウレタンは自動車用のバンパーやヘッドレスト等に用いられています。
加熱すると、軟化して加工出来るようになりますが、そのまま加熱し続けると化学反応を起こして硬化する樹脂を ”熱硬化性樹脂($Thermosetting resin$)”といいます。
熱硬化性樹脂は一度硬化すると、再度加熱を加えても再び軟化することがありません。
【熱硬化性樹脂自動車部品の例】
(1)RM(繊維強化金属)は、ピストンやコンロッドなどに使用されている。
この選択肢は適切です。
(2)熱硬化性樹脂は、加熱すると硬くなり、再び軟化しない樹脂である。
この選択肢も適切です。
(3)FRP(繊維強化樹脂)のうち、GFRP(ガラス繊維強化樹脂)は、不飽和ポリエステルをマット状のガラス繊維に含浸させて成形したものである。
この選択肢も適切です。