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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2023年10月 問題22

ホイール及びタイヤに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

タイヤの偏平率は、小さくするとタイヤの横剛性が高くなり車両の旋回性能が向上する。

アルミニウム合金製ホイールの3ピース構造は、絞り又はプレス加工したインナ・リムとアウ夕・リムに、鋳造又は鍛造されたディスクをボルト・ナットで締め付け、更に溶接したものである。

タイヤの走行音のうちスキール音は、タイヤのトレッド部が路面に対してスリップして局部的に振動を起こすことによって発生する。

タイヤの転がり抵抗のうちタイヤの変形による抵抗は、速度及びタイヤの種類、構造、エア圧などの影響を受けるが、路面の状況の影響は受けない。


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解説

(1)タイヤの偏平率は、小さくするとタイヤの横剛性が高くなり車両の旋回性能が向上する。

選択肢(1)は、適切です。

タイヤの偏平率とは、タイヤの断面幅(W)に対する高さ(H)の比率を表す数値です。

低偏平タイヤは、偏平率が低いほどサイド・ウォールの高さが低くなり、接地幅が広がります。

そうすることで、ハンドリングの応答性が高くなるためスポーツ走行を重視する自動車の多くには、低偏平タイヤが装着されています。

(2)アルミニウム合金製ホイールの3ピース構造は、絞り又はプレス加工したインナ・リムとアウ夕・リムに、鋳造又は鍛造されたディスクをボルト・ナットで締め付け、更に溶接したものである。

選択肢(2)も適切です。

3ピース構造は、表側リム部分・裏側リム部分・ディスクをピアス・ボルトで固定して組み立てる構造をもち、ファッション性を追求したホイールに多く採用されています。

(3)タイヤの走行音のうちスキール音は、タイヤのトレッド部が路面に対してスリップして局部的に振動を起こすことによって発生する。

選択肢(3)も適切です。

スキール音は、タイヤがグリップ力の限界を超えて滑った場合に発生する甲高い音で、急旋回や急ブレーキ時に発生し、タイヤの接地面が、路面との摩擦で振動を起こすことにより発生します。

(4)タイヤの転がり抵抗のうちタイヤの変形による抵抗は、速度及びタイヤの種類、構造、エア圧などの影響を受けるが、路面の状況の影響は受けない。

選択肢(4)が不適切です。

正しくは、以下の通りです。

タイヤの転がり抵抗のうちタイヤの変形による抵抗は、路面の状況、速度及びタイヤの種類、構造、エア圧などの影響を受ける。

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