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2G 登録試験 2011年10月 問題04

熱効率に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

図示仕事とは、シリンダ内の作動ガスがピストンに与えた仕事をいう。

正味熱効率とは、一般に内燃機関の熱効率のことをいい、正味仕事率から算出した仕事を熱量に換算したものと、動力を得るために使った燃料の総熱量との割合をいう。

理論熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

図示熱効率とは、実際にエンジンのクランクシャフトから得られた軸出力をいう。







解説

選択肢(4)が不適切です。

(1)図示仕事とは、シリンダ内の作動ガスがピストンに与えた仕事をいう。

この選択肢は、適切です。

(2)正味熱効率とは、一般に内燃機関の熱効率のことをいい、正味仕事率から算出した仕事を熱量に換算したものと、動力を得るために使った燃料の総熱量との割合をいう。

この選択肢は、適切です。

(3)理論熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

この選択肢は、適切です。

(4)図示熱効率とは、実際にエンジンのクランクシャフトから得られた軸出力をいう。

この選択肢が不適切です。

正しくは、以下の通りです。

図示熱効率とは、シリンダ内の作動ガスがピストンに与えた仕事を熱量に換算したものと、供給した熱量との割合をいう。

ちなみに、実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を正味仕事率又は軸出力といいます。

総論は難しいですね。仕事とかエネルギとかいう物理概念が必要になります。

電気の仕事、機械の仕事、化学の仕事などいろいろありますが、これを同じ土俵で評価するにはそれぞれを熱エネルギに換算すればよいことになります。

だから、仕事や仕事率を熱に換算すれば‥‥という言い回しが多いですね。

仕方ないですね。

熱が一番分かりやすいからでしょう。ガソリンが100という熱エネルギをもっていて、それがどんだけ動力になっているのか熱で効率を調べているわけです。

この編はよく出題されますからしっかり理解して下さい。

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