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2G 登録試験 2011年10月 問題10
電子制御装置の空燃比フィードバック補正が停止する条件として、不適切なものはどれか。
解説
選択肢(4)が不適切です。
エンジン編からの出題です。
(1)減速時(アイドル接点ON)
この選択肢は、適切です。
(2)高負荷時
この選択肢は、適切です。
(3)エンジン始動時
この選択肢も適切です。
(4)エンジン完全暖気後のアイドル時
この選択肢が不適切です。
コントロールユニットは、理論空燃比に近づけるよう燃料噴射量を時々刻々と制御しています。
しかし例外規定があります。
空燃比フィードバック補正が停止する条件
①エンジン始動時 選択肢(3)
②始動後増量中
③冷却水温が低い時
④O2センサのリッチ信号とリーン信号の切り替えが一定時間(15秒)を超えたとき
⑤フューエルカット時
⑥減速時(アイドル接点ON) 選択肢(1)
⑦高負荷時 選択肢(2)
例を少し示します。
エンジン始動時はO2センサも暖かくなっていませんのでマトモナデータを表示できません。
これはどうしようもありません。
空燃比フィードバック補正とは別のあらかじめ設定された制御プログラムによってコントロールされます。
あるいは、どうしても加速しなければならない場合(高負荷時)は、理想的な空燃比などと言っていられませんね。
ガソリンをガンガンインジェクタから噴射してエンジンは馬力を出さなければなりません。
燃費が悪くなりますが仕方ありません。
このような場合には、空燃比フィードバック補正はお休みとなります。
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