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2G 登録試験 2011年10月 問題11
電子制御式燃料噴射装置に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(1)が不適切です。
エンジン編からの出題です。
(1)Dジェトロニック方式の基本噴射時間は、エア・フロー・メータで検出した吸入空気量と、クランク角センサにより検出したエンジン回転速度によって決定される。
この選択肢は、不適切です。
「D」は、Druck(ドルク:独語)圧力、気圧の頭文字です。
「L」は、Luft(ルフト:独語)空気、大気の頭文字です。
ジェトロニック(Jetronic)は、噴射するの意味です。
したがってDジェトロニックといえば圧力検出であるバキューム・センサが含まれます。
エア・フロー・メータは、吸入空気量の計測ですからLジェトロニック方式です。
ちなみにドイツのボッシュ社の商標にKジェトロなんてありますね。
ドイツ語のKontinuierlichは「連続的な」という
意味で‥‥‥‥‥
あれあれ脱線はいけませんね。
こういうものを説明して絶対に試験にはでませんからね。
ここで本題にもどりましょう。
(2)吸気温度補正は、吸入空気温度による吸入空気密度の差から空燃比のずれが生じるため、吸気温センサからの信号により噴射量を補正する。
この選択肢は、適切です。
(3)電圧制御式のインジェクタは、噴射信号がONになると、電流が流れ始めてインジェクタが完全に駆動されるまでには、わずかに時間がかかる。
この選択肢は、適切です。
電圧制御の問題点です。電圧を掛けて電流が流れてそしてはじめて電磁力やトルクが発生する。
実際に仕事をするのは電流であることが多いです。
(4)電圧制御式の高抵抗型インジェクタでは、寿命を長く保つために、ソレノイド・コイルに抵抗の大きい導線を使用し、電流を小さくして発熱を防止している。
この選択肢は、適切です。
電圧制御の問題点を解決する一つの方法です。
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