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2G 登録試験 2011年10月 問題12

図に示すトランジスタの電流増幅回路において、電流増幅率が80のとき、定格電圧12Vのランプを定格点灯させるために必要なベース電流の最小値として、適切なものは次のうちどれか。ただし、バッテリ及び配線等の抵抗はないものとする。
トランジスタの電流増幅回路

0.4mA
2.5mA
16mA
30mA







解説

選択肢(2)が適切です。

エンジン編・電気装置からの出題です。

トランジスタがON状態なので、バッテリ電圧はすべてランプ両端にかかったと見なします。

すなわち、エミッタ・コレクタ間電圧は0として扱います。

ランプの電力が2.4Wですから、流れる電流は

 I=P/V

 =2.4/12

 =0.2A

となります。

ランプ電流はコレクタ電流です。

コレクタ電流の1/80がベース電流です。

トランジスタの電流増幅回路

したがって、ベース電流は

 200mA/80=2.5mA

となります。

トランジスタは単なるスイッチとみなしてください。

スイッチング動作のときは、ベース・エミッタ間に0.7Vの電圧がかかればトランジスタONでコレクタ電流が流れます。

コレクタ電流がランプを駆動して点灯させます。

すなわち、わずかな電流であるベース電流で大きな電流であるコレクタ電流を制御できことにトランジスタの値打ちがあるわけです。

その基本的特徴を理解しているかを試している問題です。
2017年2月8日修正

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