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2G 登録試験 2011年10月 問題33

ボデーやフレームなどに用いられる塗料の成分のうち、添加剤に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

塗膜に着色などを与える。

顔料と顔料のつなぎ、塗膜に光沢や硬さなどを与える。

塗装の仕上がりなどの作業性や塗料の安定性を向上させる。

顔料と樹脂の混合を容易にする働きをする。







解説

選択肢(3)が適切です。

基礎自動車工学・自動車の材料からの出題です。

(1)塗膜に着色などを与える。

この選択肢は、不適切です。

これは顔料の説明です。

(2)顔料と顔料のつなぎ、塗膜に光沢や硬さなどを与える。

この選択肢は、不適切です。

これは、樹脂の説明です。

(3)塗装の仕上がりなどの作業性や塗料の安定性を向上させる。

この選択肢が適切です。

(4)顔料と樹脂の混合を容易にする働きをする。

この選択肢は、不適切です。

これは溶剤の説明です。

塗料は、顔料・樹脂・溶剤を混ぜて作られており、場合により添加剤を加えて合成されています。

塗料 = 顔料 + 樹脂 +添加剤 + 溶剤

①顔料: 塗料の色を決める着色顔料や錆から守る防錆顔料などがある。

②樹脂: 塗膜を形成する主成分で、顔料と顔料をつなぎ塗膜に光沢や硬さ、密着性などを与え、塗料の骨格となる成分

③添加剤: 塗装作業性・塗膜性能等の向上のために添加する材料。

④溶剤: 硬化時の塗膜の流動性を調節する。

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