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2G 登録試験 2011年10月 問題07

エキゾースト・バルブから排出されるNOxの低減策に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

減速時、排気系統への空気導入により、未燃焼ガスの燃焼を促進させると共に、触媒により酸化促進を図る。

バルブ・タイミングの変更や、EGR装置を使って、不活性な排気ガスを一定量だけ吸気側に導入し、最高燃焼ガス温度を下げる。

燃焼室の形状を改良し、混合気に渦流等を与えることで燃焼を速め、最高燃焼ガス温度の時間を短くする。

空燃比制御装置により、理論空燃比付近の狭い領域に空燃比を制御し、理論空燃比領域で有効に作用する三元触媒を使って排気ガス中のNOxを還元する。







解説

選択肢(1)が不適切です。

エンジン編・総論からの出題です。

(1)減速時、排気系統への空気導入により、未燃焼ガスの燃焼を促進させると共に、触媒により酸化促進を図る。

この選択肢は、不適切です。

これはCO、HCの低減の説明です。

(2)バルブ・タイミングの変更や、EGR装置を使って、不活性な排気ガスを一定量だけ吸気側に導入し、最高燃焼ガス温度を下げる。

この選択肢は、適切です。

(3)燃焼室の形状を改良し、混合気に渦流等を与えることで燃焼を速め、最高燃焼ガス温度の時間を短くする。

この選択肢は、適切です。

(4)空燃比制御装置により、理論空燃比付近の狭い領域に空燃比を制御し、理論空燃比領域で有効に作用する三元触媒を使って排気ガス中のNOxを還元する。

この選択肢は、適切です。

NOx低減は、燃焼温度を下げ燃焼時間を短くすることです。

いずれにしても低減策問題は必ず出題されます。

しっかり理解しましょう。

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