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2G 登録試験 2016年10月 問題09

吸排気装置における過給機及びインタ・クーラに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングは、シャフトの周速と同じ速度で回転する。

ターボ・チャージャは、加給圧が高くなって既定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが閉じて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。

ターボ・チャージャは、排気ガスでタービン・ホイールが回されることにより同軸上のコンプレッサ・ホイールが回転し、圧縮した吸入空気をシリンダへ送る。

インタ・クーラは、圧縮された空気を冷却して温度を下げ、空気密度を低くすることで過給機本体の充てん効率の向上維持を補完する装置である。







解説

エンジン編・吸排気装置からの出題です。

選択肢(3)が適切です。

(1)ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングは、シャフトの周速と同じ速度で回転する。

この選択肢は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ターボ・チャージャに用いられているフル・フローティング・ベアリングは、シャフトの周速の約半分の速度で回転する。


(2)ターボ・チャージャは、加給圧が高くなって既定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが閉じて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。

この選択肢も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ターボ・チャージャは、加給圧が高くなって既定値以上になると、ウエスト・ゲート・バルブが開いて、排気ガスの一部がタービン・ホイールをバイパスして排気系統へ流れる。


(3)ターボ・チャージャは、排気ガスでタービン・ホイールが回されることにより同軸上のコンプレッサ・ホイールが回転し、圧縮した吸入空気をシリンダへ送る。

この選択肢が適切です。

この説明文の通りです。


(4)インタ・クーラは、圧縮された空気を冷却して温度を下げ、空気密度を低くすることで過給機本体の充てん効率の向上維持を補完する装置である。

この選択肢は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

インタ・クーラは、圧縮された空気を冷却して温度を下げ、空気密度を高くすることで過給機本体の充てん効率の向上維持を補完する装置である。

2G 登録試験 2015年03月 問題09

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