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2G 登録試験 2016年10月 問題24

タイヤに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

一般に、剛性、寸法、質量などすべてを含んだ広義のタイヤの均一性(バランス性)をユニフォミティと呼ぶ。

タイヤの一部が他の部分より重い場合、タイヤをゆっくり回転させたとき、重い部分が下になって止まり、このときのアンバランスをスタティック・アンバランスという。

タイヤの扁平比を小さくすると、旋回性能及び高速時の操縦性能は向上するが、駆動性能及び制動性能は悪化する。

ダイナミック・アンバランスがあるとシミ―が発生しやすい。







解説

シャシ編・ホイール及びタイヤからの出題です。

選択肢(3)が不適切です。

(1)一般に、剛性、寸法、質量などすべてを含んだ広義のタイヤの均一性(バランス性)をユニフォミティと呼ぶ。

この選択肢は、適切です。

Uniformity とは、タイヤの均一性の意味です。
この均一性は寸法の意味合いだけではなく、重量や剛性といった要素も含まれています。
ちなみに、サイドウォール部に赤色の丸がペイントされているものがありますが、これはユニフォミティマークといい、タイヤの縦方向の一番硬い部分を表しています。



黄色の丸もありますが、これはタイヤ重量で一番軽くなっている部分を示していて、軽点マークと呼ばれています。


余談でした。


(2)タイヤの一部が他の部分より重い場合、タイヤをゆっくり回転させたとき、重い部分が下になって止まり、このときのアンバランスをスタティック・アンバランスという。

この選択肢も適切です。


(3)タイヤの扁平比を小さくすると、旋回性能及び高速時の操縦性能は向上するが、駆動性能及び制動性能は悪化する。

この選択肢が不適切です。

正しくは以下の通りです。

タイヤの偏平比を小さくすると、旋回性能、高速時の操縦性能、駆動性能及び制動性能が向上する。


(4)ダイナミック・アンバランスがあるとシミ―が発生しやすい。

この選択肢は適切です。

シミ―は、路面の凸凹などによるキックバックがきっかけとなって生じる自励振動です。

シミ―の発生車速は、非常に広い範囲にあり、車速に比例してその振動数が変化するのが特徴です。

2G 登録試験 2015年10月 問題22

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