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2G 登録試験 2016年10月 問題08
電子制御装置の空燃比フィードバック補正が停止する条件として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
エンジン編・電子制御装置からの出題です。
選択肢(1)が不適切です。
空燃比フィードバック補正は、ECUが三元触媒の浄化率が最も良い理論空燃比となるようにインジェクタの駆動時間を制御するものです。
なぜこのようなことをするかというと、三元触媒が劣化するからです。
三元触媒は排ガス浄化の立役者であり、温度や空燃比といった条件を満たした場合には、排ガス3種類の物質に対してきわめて高い浄化能力を発揮します。
三元触媒の性能低下は、排気温度が低いままで使用し続ける(不純物が焼却出来ない)、粗悪ガソリンの使用等が考えられると思います。
次の条件下では、あえて空燃比フィードバック補正をとめて、無理矢理、三元触媒の浄化率が最も良い理論空燃比に制御しません。
排ガス浄化の立場としては、良くないですが、エンジンにとっては円滑に作動します。
①エンジン始動時
②始動後増量中
③エンジン暖気中(エンジン冷却水温が低い時)
④O2センサや空燃比センサが活性化していないとき
⑤O2センサや空燃比センサが故障していると
⑥フューエル・カット時
⑦加減速運転時
⑧高速運転時
⑨高負荷運転時
⑩エンジン負荷が急に変動した時
⑪オーバヒート時
(1)エンジン完全暖気後のアイドル時
三元触媒が温まっていて定常状態で特別な状態でありませんから、、きちんと空燃比フィードバック補正して、排ガス浄化しないといけません。
だから、この選択肢が不適切です。
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