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2G 登録試験 2016年10月 問題32
こう配抵抗に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
シャシ編・総論からの出題です。
選択肢(2)が適切です。
(2)こう配抵抗は、自動車総質量と、こう配角度によって決まる。
自動車が坂道を上る場合、自動車の重量の進行方向の分力が駆動力の反対向きに働きます。
このような力をこう配抵抗とよんでいます。
自動車の重量が $\ \large{M \times g}$ で坂のこう配を$\ \large{ θ}$ とすれば、重量の分力がこう配抵抗ですから、これを $\ \large{R}$とすれば、下の式のようになります。
$\ \large{ R＝M \times g \times sin θ }\\ $ただし、
$\ \large{ R：こう配抵抗 N=kg・m/s^2=kg・m・s^{-2} }\\ $ $\ \large{ M：自動車総質量 kg }\\ $ $\ \large{ g：重力加速度 = 9.8m/s^2 =9.8m・s^{-2} }\\ $ $\ \large{ θ：こう配角度 }\\ $この場合、$\ \large{ sin θ}$ はこう配抵抗係数と呼ばれます。
したがって、こう配抵抗は、くるまの重量と坂の角度だけが問題となります。
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