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2G 登録試験 2016年10月 問題14
バッテリに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
新テキスト・エンジン編・電気装置からの出題です。
選択肢(1)が不適切です。
(1)カルシウム・バッテリは、低コストが利点であるがメンテナンス・フリー特性はハイブリッド・バッテリに比べて悪い。
正しくは、以下の通りです。
低アンチモン・バッテリは、低コストが利点であるがメンテナンス・フリー特性はハイブリッド・バッテリに比べて悪い。
低アンチモン・バッテリは、最も低コストで生産できるバッテリーでした。
プラスマイナス極板にアンチモン合金が使用され、定期的な補水が必要でした。
始動性に劣り、バッテリーの液減りも激しいものでした。
以前は多くの車両に搭載されていましたが、最近では大容量バッテリー以外にはほとんど使用されていません。
(2)電気自動車やハイブリッド・カーに用いられているニッケル水素バッテリは、電極板にニッケルの多孔質金属材料や水素吸蔵合金などが用いられている。
この選択肢は、適切です。
(3)アイドリング・ストップ車両用のカルシウム・バッテリは、深い充・放電の繰り返しへの耐久性を向上させている。
この選択肢も適切です。
(4)ハイブリッド・バッテリは、正極にアンチモン(Sb)鉛合金、負極にカルシウム(Ca)鉛合金を使用している。
この選択肢も適切です。
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