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2G 登録試験 2016年10月 問題29

電気式スピードメータに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

車速センサに用いられる磁気抵抗素子(MRE)は、電流の方向に対して、磁力線が作用する方向によって抵抗の大きさが変化する性質をもっている。

交差コイル式スピードメータは、電子回路(IC)が車速に応じて交差コイルへ流す電流の大きさと方向を変化させ、それによってできる合成磁界の方向に指針(マグネット)を振らせて速度を表示している。

磁気抵抗素子式スピードメータ・センサは、磁気抵抗素子で発生したパルス信号を、アナログ信号に変換させ、スピードメータの電子回路に送っている。

交差コイル式スピードメータは、マグネット式回転子の外側に二つのコイルを90度ずらして巻いてある。







解説

選択肢(3)が不適切です。

シャシ編・電気装置からの出題です。

(1)車速センサに用いられる磁気抵抗素子(MRE)は、電流の方向に対して、磁力線が作用する方向によって抵抗の大きさが変化する性質をもっている。

この選択肢は適切です。

車速センサは、MREを内蔵したハイブリッドICと、トランスミッションのアウトプット・シャフトのドライイブ・ギヤに駆動されるマグネット・リングで構成されています。


(2)交差コイル式スピードメータは、電子回路(IC)が車速に応じて交差コイルへ流す電流の大きさと方向を変化させ、それによってできる合成磁界の方向に指針(マグネット)を振らせて速度を表示している。

この選択肢も適切です。


【交差コイル式メータ】


(3)磁気抵抗素子式スピードメータ・センサは、磁気抵抗素子で発生したパルス信号を、アナログ信号に変換させ、スピードメータの電子回路に送っている。

この選択肢が不適切です。

正しくは以下の通りです。

磁気抵抗素子式スピードメータ・センサは、磁気抵抗素子で発生したパルス信号を、デジタル信号に変換させ、スピードメータの電子回路に送っている。


(4)交差コイル式スピードメータは、マグネット式回転子の外側に二つのコイルを90度ずらして巻いてある。

この選択肢は適切です。

車速に応じてsin波として変化し、位相を90度ずらして針を振らせる原理です。

交差コイル式スピード・メータ

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