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2G 登録試験 2016年10月 問題26

電子制御式ABSに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

自己診断システムにより、ABSの電子制御機構に起因する故障が検出されると、ウォーニング・ランプが点灯し、運転者に故障の発生を知らせる。

バッテリ電圧が低下した状態で、ブースタ・ケーブルを使用してエンジンを始動した場合、一時的にABSのウォーニング・ランプが点灯する場合があるが、これはバッテリの電圧不足によるものである。

エンジン始動後の発進時(6km/h位)に静かな場所で、エンジン・ルームからABSモータの作動音が聞こえる場合があるが、これは一般に、ABSの作動チェック音である。

ABSの電子制御機構に断線や短絡などの故障が発生した場合でも、ABSの電子制御機構は継続して作動する。







解説

シャシ編・動力伝達装置からの出題です。

選択肢(4)が不適切です。

(1)自己診断システムにより、ABSの電子制御機構に起因する故障が検出されると、ウォーニング・ランプが点灯し、運転者に故障の発生を知らせる。

この選択肢は適切です。

アンチロック・ブレーキ・システムは、ブレーキ装置と電子制御機構から構成されます。

ブレーキ装置についての故障現象は従来のものと変わりませんので、故障原因としては、電子制御機構の電子部品に起因するものが加わる格好になります。


(2)バッテリ電圧が低下した状態で、ブースタ・ケーブルを使用してエンジンを始動した場合、一時的にABSのウォーニング・ランプが点灯する場合があるが、これはバッテリの電圧不足によるものである。

この選択肢も適切です。

ABSの異常ではありませんので、バッテリを充電してから走行します。


(3)エンジン始動後の発進時(6km/h位)に静かな場所で、エンジン・ルームからABSモータの作動音が聞こえる場合があるが、これは一般に、ABSの作動チェック音である。

この選択肢も適切です。

上に述べた(2)と同様、ABS装着車特有の現象のひとつです。


(4)ABSの電子制御機構に断線や短絡などの故障が発生した場合でも、ABSの電子制御機構は継続して作動する。

この選択肢が不適切です。

正しくは以下の通りです。

ABSの電子制御機構に断線や短絡などの故障が発生すると、ABSの電子制御機構は作動せず、普通のブレーキ装置の制動作用と同じになります。

2G 登録試験 2012年03月 問題28

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