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2G 登録試験 2011年03月 問題17

サスペンションのスプリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

金属ばねは、ばねの硬さが一定で、最大積載荷重に耐えるように設計されている。

エア・スプリングのばね定数は、荷重が大きくなるとレベリング・バルブの作用により小さくなる。

軽荷重のときの金属スプリングは、固有振動数が多くなる。

エア・スプリングは、金属スプリングと比較して、荷重の変化に対する固有振動数の変化が少ない。







解説

選択肢(2)が不適切です。

(1)金属ばねは、ばねの硬さが一定で、最大積載荷重に耐えるように設計されている。

正解です。


(2)エア・スプリングのばね定数は、荷重が大きくなるとレベリング・バルブの作用により小さくなる。
エア・スプリングと金属スプリングの比較
エア・スプリングは、空気弾性を利用していて荷重に応じて

ばね定数を大きくしています。


(3)軽荷重のときの金属スプリングは、固有振動数が多くなる。

固有振動数 f の式です。




      M:荷重
      k:ばね定数


軽荷重のとき、上式の分母が小さくなります。

は高くなります。


(4)エア・スプリングは、金属スプリングと比較して、荷重の変化に対する固有振動数の変化が少ない。

上の特性図にその性質が読み取れます。

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