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2G 登録試験 2011年03月 問題21

前進4段の電子制御式A/Tのトルク・コンバータに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

クラッチ・ポイントの速度比は、一般に0.8~0.9程度である。

トルク比は、タービン・ランナが停止(速度比ゼロ)しているときが最大である。

カップリング・レンジでは、トルクの増大作用は行われない。

コンバータ・レンジでは、速度比に比例して伝達効率が上昇する。







解説

選択肢(4)が不適切です。

トルク・コンバータの性能曲線図

(1)クラッチ・ポイントの速度比は、一般に0.8~0.9程度である。

その通りです。


(2)トルク比は、タービン・ランナが停止(速度比ゼロ)しているときが最大である。

その通りです。


(3)カップリング・レンジでは、トルクの増大作用は行われない。

その通りです。


(4)
コンバータ・レンジでは、速度比に比例して伝達効率が上昇する。
     ↓
コンバータ・レンジでは、速度比の増加に伴い伝達効率が急上昇する。

ポイントは、単純な比例関係ではなく、急上昇することです。

非常に重要な特性図です。

よく理解しましょう。

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