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2G 登録試験 2013年03月 問題25
CAN通信システムに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(4)が不適切です。
シャシ編・電気装置からの出題です。
(1)バス・オフ状態とは、エラーを検知し、リカバリしてもエラーが解消しない場合に通信を停止している状態をいう。
この選択肢は適切です。
バス（bus）とは電子機器間の共有する経路線です。
乗り合いバスからの語源です。
そのバスがオフ状態であるときのはなしです。
(2) CANは、一つのECUが複数のデータ・フレームを送信したり、CANバス上のデータを必要とする複数のECUが同時にデータ・フレームを受信することができる。
この選択肢は適切です。
(3) 各ECUは、独立してデータ・フレームをCANバス上に送信しているため、IDコードにより優先度が高いデータ・フレームを優先して送信する。
この選択肢は適切です。
(4)一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続され、耐ノイズ性にも影響がないが、ダイアグノーシス・コードが出力されることがある。
この選択肢が不適切です。
文章を読んでいて、おかしいですね。
終端抵抗、ターミナル抵抗が壊れて短絡か、開放・オープン状態になっているに、耐ノイズ性に問題がない訳が無いですね。
一種のアンテナ状態になっています。
一端の終端抵抗が破損すると、通信はそのまま継続されるが、耐ノイズ性が低下します。
このときダイアグノーシス・コードが出力されることがあるため、点検を確実に行うこと。
【CAN通信システムの診断のイメージ画像】
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