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2G 登録試験 2015年03月 問題16

マニュアル・トランスミッションのクラッチの伝達トルク容量に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

エンジンのトルクに比べてクラッチの伝達トルク容量が過小であると、接続は滑らかになるが、滑りが増加して発熱量が大きくなる。

クラッチの伝達トルク容量は、スプリングによる圧着力、摩擦板の摩擦係数、摩擦面の有効半径、摩擦面積に関係する。

クラッチの伝達トルク容量が、エンジンのトルクに比べて過小であると、フェーシングの摩擦量が急増しやすい。

一般にクラッチの伝達トルク容量は、エンジンの最大トルクの1.2~2.5倍に設定されており、トラックやバスよりも乗用車の方が、ジーゼル自動車よりもガソリン自動車の方が余裕係数は大きくしてある。







解説

選択肢(4)が不適切です。

シャシ編・動力伝達装置からの出題です。

(1)エンジンのトルクに比べてクラッチの伝達トルク容量が過小であると、接続は滑らかになるが、滑りが増加して発熱量が大きくなる。

この選択肢は、適切です。

伝達トルク容量は、ばね力容量と摩擦係数およびフェーシングの大きさに比例します。

伝達トルク容量が小さ過ぎると、フェーシングの摩擦量が急増し温度が上昇して摩擦力が低下します。

(2)クラッチの伝達トルク容量は、スプリングによる圧着力、摩擦板の摩擦係数、摩擦面の有効半径、摩擦面積に関係する。

この選択肢も適切です。

(3)クラッチの伝達トルク容量が、エンジンのトルクに比べて過小であると、フェーシングの摩擦量が急増しやすい。

この選択肢も適切です。

(4)一般にクラッチの伝達トルク容量は、エンジンの最大トルクの1.2~2.5倍に設定されており、トラックやバスよりも乗用車の方が、ジーゼル自動車よりもガソリン自動車の方が余裕係数は大きくしてある。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

一般にクラッチの伝達トルク容量は、エンジンの最大トルクの1.2~2.5倍に設定されており、乗用車よりトラックやバスの方が、ガソリン自動車よりもジーゼル自動車の方が余裕係数は大きくしてある。

動力伝達装置

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