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2G 登録試験 2015年03月 問題30

エア・コンディショナに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

レシーバは、コンデンサで冷やされた冷媒中のガスと液とを分離する役目をしている。

エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた低温・低圧の液冷媒を、小さな孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、高温・高圧の霧状の冷媒にする。

斜板式コンプレッサは、複数のピストンが、シャフトに斜めに固定されている斜板にセットされている。

コンデンサの冷却に用いられている電動ファンの回転速度は、一般に、冷凍サイクル内の圧力、あるいは、冷却水温に応じて2~3段階に制御されている。







解説

選択肢(2)が不適切です。


シャシ編・電気装置・空調調和装置からの出題です。


(1) レシーバは、コンデンサで冷やされた冷媒中のガスと液とを分離する役目をしている。

この選択肢は適切です。

レシーバは、コンデンサで液化した冷媒を冷房負荷に応じてエバポレータに供給できるように一時的に蓄えるようにしたもので、冷媒中のガスと液とを分離する役目をしている。

(2) エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた低温・低圧の液冷媒を、小さな孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、高温・高圧の霧状の冷媒にする。

この選択肢が、不適切です。

正しくは以下の通りです。

エキスパンション・バルブは、レシーバを通ってきた高温・高圧の液冷媒を、小さな孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の霧状の冷媒にする。

(3) 斜板式コンプレッサは、複数のピストンが、シャフトに斜めに固定されている斜板にセットされている。

この選択肢は適切です。

コンプレッサの種類

①斜板式………………小型車やミニバン、大型バス

②スルー・ベーン式……軽自動車

③スクロール式…………軽自動車・小型車

試験には出ない話です。

斜板式可変容量コンプレッサーが普及していますが、固定容量タイプで起きるON-OFFショックの不快感を改善したものです。

(4)コンデンサの冷却に用いられている電動ファンの回転速度は、一般に、冷凍サイクル内の圧力、あるいは、冷却水温に応じて2~3段階に制御されている。

この選択肢も適切です。

2G 登録試験 2012年10月 問題29

2G 登録試験 2011年10月 問題30

2G 登録試験 2011年03月 問題29

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