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2G 登録試験 2015年03月 問題29
オート・エアコンの吹き出し温度制御システムに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(2)が不適切です。
シャシ編・電気装置・空気調和装置からの出題です。
(1) 外気センサは、サーミスタによって外気温度を抵抗値に置き換えている。
この選択肢は適切です。
サーミスタ（Thermistor）は、
Thermally Sensitive Resistor（熱に敏感な抵抗体）の総称で、
温度が上がると抵抗値の下がる、
負の温度係数を有するNTCサーミスタ（Negative Temperature Coefficient Thermistor）を一般にサーミスタと呼んでいます。
サーミスタは金属酸化物を主原料とし高温にて焼結されるセラミック半導体で、その製造方法、構造によって各種の形状、特性があり、温度センサとして各種温度測定、温度補償用などに幅広くご利用されています。
(2) 日射センサは、日射量によって抵抗値が変化するサーミスタを使用している。
この選択肢が、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
日射センサは、日射量によって抵抗値が変化するホト・ダイオードを使用している。
(3) 内気センサは、車室内の空気を取り入れ、その温度をサーミスタによって検出し、抵抗値に置き換えている。
この選択肢は適切です。
温度系は、ほぼサーミスタが用いられます。
(4)温度設定抵抗は、温度設定レバーに連結され、ユーザが設定した温度の抵抗値を電圧に変えてコントロール・ユニットへ入力する。
この選択肢も適切です。
抵抗と電圧が比例する関係を利用して、温度調整を行っています。
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