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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2015年03月 問題05
点火順序が1―5―3―6―2―4の4サイクル直列6シリンダ・エンジンに関する次の文章の(イ)~(ロ)に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち、適切なものはどれか。
第1シリンダが圧縮上死点にあり、この位置からクランクシャフトを回転方向に回転させ、第5シリンダのバルブをオーバラップの上死点状態にするために必要な回転角度は(イ)である。その状態から更にクランクシャフトを回転方向に120°回転させたとき、燃焼行程途中にあるのは(ロ)である。
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解説
選択肢(3)が適切です。
お馴染みのバルブタイミングの問題です。
しっかり得点をゲットしましょう。
最初の状態、すなわち、第1シリンダが圧縮上死点にある図です。
この状態から、クランクシャフトを回転方向に回転させ、第5シリンダのバルブをオーバラップの上死点状態(排気上死点)にするには、上の図で、5が6の位置に時計回りで回転した角度ですから、
120°×4個=480°
となります。
改めて描けば以下の通りになります。
この状態から、さらにクランクシャフトを回転方向に120°回転させたときの、燃焼行程中のシリンダを見つけます。
というわけで、第2シリンダが燃焼行程中であることが分かります。
選択肢(3)が適切ということになります。
ちょっと、複合問題のように見えますが、基本に忠実に解けば問題なしです。