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2G 登録試験 2015年03月 問題06

電気装置の発振回路に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

CR発振器は、コイルとコンデンサの共振回路を利用し、発振周期を決める。

LC発振器は、抵抗とコンデンサを使い、コンデンサの放電時間で発振周期を決める。

水晶発振器は、水晶片を使い、水晶片のもっている電気振動を固有振動に変換する。

発振とは、入力に直流の電流を流し、出力で一定周期の交流電流が流れている状態をいう。







解説

選択肢(4)が適切です。


エンジン編・電気装置からの出題です。


(1) CR発振器は、コイルとコンデンサの共振回路を利用し、発振周期を決める。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

CR発振器は、コンデンサと抵抗を用い、コンデンサの放電時間で発振周期を決める方法です。

(2) LC発振器は、抵抗とコンデンサを使い、コンデンサの放電時間で発振周期を決める。

この選択肢が、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

LC発振器は、コイルLとコンデンサCの共振回路を利用し、発振周期を決める方法です。

(3)水晶発振器は、水晶片を使い、水晶片のもっている電気振動を固有振動に変換する。

この選択肢は不適切です。

正しくは、以下の通りです。

水晶発振器は、水晶片を使い、水晶片のもっている固有振動を電気振動に変換する。

(4)発振とは、入力に直流の電流を流し、出力で一定周期の交流電流が流れている状態をいう。

この選択肢が適切です。

何もない状態から、振動波形を作り出すことが発振です。

マイクをスピーカの近づけると、ハウリングが生じますが、あれも発振の現象の一つです。


2G 登録試験 2011年10月 問題14

LC発振回路問題

参考 CR発振回路

上の回路はCR回路が3段縦続接続された移相回路とトランジスタ増幅回路から構成されています。
コンデンサの放電時間で発振周期が決まる回路です。
難しい言い方で申し訳ありませんが、コレクタの出力信号を一つのCR回路で位相を60°、三つで180°位相を進める、すなわち反転させてベースに放り込みます。
トランジスタ増幅器自体で180°位相が進んでいますから、合計360°進み入力と同じ位相になり正帰還が掛かった格好となり、本来なにも入力がなかったのに、自分で自分の信号を加えて発振させます。
トランジスタは増幅機能がありますので、能力の限界まで増幅し持続可能となります。
そのような回路がCR発振回路です。
(2017年2月1日修正)

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