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2G 登録試験 2016年03月 問題03

ピストン・リングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

スカッフ現象は、オイルの不良や過度の荷重が加わったとき、あるいはオーバーヒートした場合などに起こりやすい。

アンダ・カット型のコンプレッション・リングは、外周下面がカットされた形状になっており、一般にセカンド・リングに用いられている。

フラッタ現象が起きると、ピストン・リングの機能が損なわれ、ガス漏れによるエンジン出力の低下、オイル消費量、リング溝やリング上下面の異常摩擦などが促進される。

ピストン・リングには、耐摩耗性、耐熱性及びオイル保持性などが要求されるため、一般にコンプレッション・リングの材料はアルミニウム合金で、オイル・リングはケルメット又はアルミニウム合金で作られている。







解説

選択肢(4)が不適切です。

(1)スカッフ現象は、オイルの不良や過度の荷重が加わったとき、あるいはオーバーヒートした場合などに起こりやすい。

この選択肢は、適切です。

スカッフ現象は、、リングやシリンダの表面に引っかき傷ができることをいいます。


(2)アンダ・カット型のコンプレッション・リングは、外周下面がカットされた形状になっており、一般にセカンド・リングに用いられている。

この選択肢も、適切です。
アンダ・カット型は、オイルをかき落とす作用があるため、セカンド・リングに使われます。


(3)フラッタ現象が起きると、ピストン・リングの機能が損なわれ、ガス漏れによるエンジン出力の低下、オイル消費量、リング溝やリング上下面の異常摩擦などが促進される。

この選択肢も、適切です。
フラッタ現象は、ピストンリングがリング溝と密着せず、浮き上がる現象をいいます。


(4)ピストン・リングには、耐摩耗性、耐熱性及びオイル保持性などが要求されるため、一般にコンプレッション・リングの材料はアルミニウム合金で、オイル・リングはケルメット又はアルミニウム合金で作られている。

この選択肢が不適切です。

正しくは以下の通りです。

ピストン・リングには、耐摩耗性、耐熱性及びオイル保持性などが要求されるため、一般にコンプレッション・リングの材料は特殊鋼あるいは炭素鋼で、オイル・リングは炭素鋼で作られている。

2G 登録試験 2012年10月 問題01

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