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2G 登録試験 2016年03月 問題04

図に示すガソリン・エンジンにおける燃焼と圧力変化に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

吸入行程で吸入された混合気は、圧縮行程で生じる圧縮熱によって温度が約400℃まで上昇し、点火されやすい状態となる。

A点で点火すると、点火部を中心とする小範囲の混合気が燃焼を起こし、その燃焼熱によってB点から急速に火炎伝播して急激な燃焼が行われる。

A-B間は点火された部分の混合気が燃焼、拡大して燃焼を継続し得るだけの火炎核を形成する期間である。

B点から本格的に燃焼が広がり、C点でシリンダ内が最高圧力になると同時に燃焼が終了する。







解説

選択肢(4)が適切です。


(1)吸入行程で吸入された混合気は、圧縮行程で生じる圧縮熱によって温度が約400℃まで上昇し、点火されやすい状態となる。
この選択肢は、適切です。

(2)A点で点火すると、点火部を中心とする小範囲の混合気が燃焼を起こし、その燃焼熱によってB点から急速に火炎伝播して急激な燃焼が行われる。
この選択肢も適切です。

(3)A-B間は点火された部分の混合気が燃焼、拡大して燃焼を継続し得るだけの火炎核を形成する期間である。
この選択肢も適切です。


(4)B点から本格的に燃焼が広がり、C点でシリンダ内が最高圧力になると同時に燃焼が終了する。

この選択肢が不適切です。正しくは以下の通りです。

B点から本格的に燃焼が広がり、C点でシリンダ内が最高圧力となるが、燃焼はまだ完了せず燃焼(膨張)行程のD点で燃焼が終了する。

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