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2G 登録試験 2016年03月 問題14

電子制御式燃料噴射装置のセンサに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

ホール素子式のスロットル・ポジション・センサは、スロットル・バルブ開度の検出にホール効果を用いて行っている。

ジルコニア式O2センサのジルコニア素子は、高温で内外面の酸素濃度の差が小さいと起電力を発生する性質がある。

空燃比センサの出力は、理論空燃比より大きい(薄い)と低くなり、小さい(濃い)と高くなる。

バキューム・センサは、インテーク・マニホールド圧力が高くなると出力電圧は小さくなる特性がある。







解説

選択肢(1)が適切です。


(1)ホール素子式のスロットル・ポジション・センサは、スロットル・バルブ開度の検出にホール効果を用いて行っている。
throttle position sensor

ホールセンサとは、磁界を検出しその大きさに比例したアナログ信号を出力する半導体です。

ホールセンサは、非接触で位置を検知するため耐久性が高いですが、高温に弱く 劣悪な環境では使うことができませんでした。

しかし、今日では、技術的にも改善され多種多様のホールセンサが用いられています。

現在,非接触ポジションセンサとしてもっとも普及して いるのは、ホール素子と処理回路とを一体化したホール IC と永久磁石を用いるホール IC方式であり、ペダル踏量 検出やスロットル開度検出においてすでに十分な実績を有 しています。

ただし,角度検出性能に優れ,高温にも耐えるという長所がありますが、ホール素子の特性により外部磁界の影響を受ける、永久磁石を用いているので鉄粉が付着しやすいなど短所もあります。


(2)ジルコニア式O2センサのジルコニア素子は、高温で内外面の酸素濃度の差が小さいと起電力を発生する性質がある。

この選択肢は、不適切です。

正しくは以下の通りです。

ジルコニア式O2センサのジルコニア素子は、高温で内外面の酸素濃度の差が大きいと起電力を発生する性質がある。


(3)空燃比センサの出力は、理論空燃比より大きい(薄い)と低くなり、小さい(濃い)と高くなる。

この選択肢も、不適切です。

正しくは以下の通りです。

空燃比センサの出力は、理論空燃比より大きい(薄い)と高くなり、小さい(濃い)と低くなる。


(4)バキューム・センサは、インテーク・マニホールド圧力が高くなると出力電圧は小さくなる特性がある。

この選択肢も、不適切です。

正しくは以下の通りです。

バキューム・センサは、インテーク・マニホールド圧力が高くなると出力電圧は大きくなる特性がある。

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