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2G 登録試験 2016年03月 問題12

スタータ本体の点検に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

アーマチュアの点検では、メガーを用いてコンミュテータとアーマチュア・コア間、コンミュテータとアーマチュア・シャフト間の絶縁抵抗が規定値にあることを確認する。

フィールド・コイルの点検では、サーキット・テスタの抵抗測定レンジを用いてブラシとヨーク間が導通していることを確認する。

オーバランニング・クラッチの点検では、ピニオン・ギヤを駆動方向に回転させたときにロックし、逆方向に回転させたときにスムーズに回転することを確認する。

フィールド・コイルの点検では、メガーを用いてコネクティング・リードのターミナルとブラシ間が絶縁していることを確認する。







解説

選択肢(1)が適切です。


まず、導通・絶縁点検についてですが、電流がきちんと流れるべき部品に異常な抵抗がないかどうかを調べるのが導通検査です。

逆に電流が流れてはならいない部品は、絶縁試験を行います。

(1)アーマチュアの点検では、メガーを用いてコンミュテータとアーマチュア・コア間、コンミュテータとアーマチュア・シャフト間の絶縁抵抗が規定値にあることを確認する。

コンミュテータとアーマチュア・コアは電流が流れては、いけませんからメガーが絶縁試験。
コンミュテータとアーマチュア・コアも電流が流れては、いけませんからメガーで絶縁試験。
その絶縁抵抗値がたとえば10MΩ以上になれば問題なしとか判断されます。
10MΩの抵抗でも10V掛かると1×10-6Aの電流が流れますので、これが人体に流れたりすると危険ですね。
ましてや手が濡れていたらなおさら危険です。

いずれにしても、この選択肢が適切です。

(2)フィールド・コイルの点検では、サーキット・テスタの抵抗測定レンジを用いてブラシとヨーク間が導通していることを確認する。

ブラシとヨークは電流が流れてはいけないところですから、これは絶縁試験です。
たから不適切です。

(3)オーバランニング・クラッチの点検では、ピニオン・ギヤを駆動方向に回転させたときにロックし、逆方向に回転させたときにスムーズに回転することを確認する。

これは、減速ギヤを押えておいて、ピニオンを駆動方向に回転させるとスムーズに回り、逆方向に回すとロックするのが正常です。

したがって、この選択肢も不適切です。

(4)フィールド・コイルの点検では、メガーを用いてコネクティング・リードのターミナルとブラシ間が絶縁していることを確認する。

コネクティング・リードとブラシの間は、電流がきちんと流れないとまずい部品ですから、テスタで導通試験をします。
抵抗値が低い方が良好ということになります。
したがって、この選択肢も不適切です。

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